「木枯しに抱かれて」は、心に響くラブソング

歌謡曲
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1980年代、女優として華々しく活躍していた小泉今日子さん。

その儚げな美しさは、歌手としても光を放っていましたよね。

小泉今日子さんの歌ったシングルは、「T字路」を最後に42枚。

その中で列挙したいのが、20枚目「木枯しに抱かれて」なのです。

 

作詞・作曲を手がけたのは、THE ALFEEの高見沢俊彦さん。

情緒あふれる詞とメロディーラインとは、しっかりと調和しているように感じます。

小泉今日子 1987年1月7日

1986年にリリースされました「木枯しに抱かれて」。

同時期の映画「ボクの女に手を出すな」の主題歌にもなりました。

この映画では、小泉今日子さん自身が主演を務めています。

 

曲の序盤で蘇るは、「あなた」と出逢ったときの記憶。

「あなた」を見つめるたび、今でも女性の心に想い返されるのでしょう。

“泣かないで恋心よ”という歌詞は、何度聴いても胸が詰まります。

 

自分自身が片想いで苦しくても、恋心をいたわれる優しさなのでしょうか。

あるいは、片想いを続けてきた中で、自らの恋心を客観視しているのか。

考えれば考えるほど、深いものかもしれません。

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2番を終えて始まる“恋人達はいつか―”のフレーズ。

リズムやピッチが安定しているこの曲ですが、ここから大きく曲調が変化します。

そうしてメジャーコードに切り替わったかと思えば、すっとマイナーコードに還るのです。

 

小泉今日子さんことキョンキョンは、清楚で物いう花といったイメージ。

この曲の哀愁を最大限に引き出せたのは、彼女だからこそなのです。

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