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EV急速充電で日中協力へ

投稿日:2018年6月2日 更新日:

不毛な充電規格争い

電気自動車乗りであればおなじみのCHAdeMOは、トヨタ、日産、三菱、スバル、東京電力などが中心になって2010年に制定された日本発の充電規格です。

当時は日本がEV業界をリードしていたことからこのままCHAdeMOがデファクト・スタンダードに・・・、なるはずもなく、後発のヨーロッパの自動車メーカーが2中心となり、2011年にCOMBO規格(CCS:Cobined Charging System)が公開されました。

CCS陣営に名を連ねるのはジャガー、フォルクスワーゲン、ゼネラルモーターズ、BMW、ダイムラー、フォード、FCA、テスラ、ヒュンダイなど。

CHAdeMOとCCSは両者ともAC/DC充電ではあるものの、コネクタ形状はもちろん通信プロトコルも違うので互換性はありません。まったくイヤらしい話です。

 

日本はほぼCHAdeMOで統一されていますが、ヨーロッパなんかは市場にCHAdeMOとCCSが混在しています。ビデオデッキのVHS vs ベータやパソコンのWindows vs Macみたいに製品単体で完結するものや、2G携帯電話のGSM vs cdmaOneみたいに業界内で完結するものならまだしも、ユーザー側のインフラで規格争いというのは迷惑極まりないですね。

ホント、メーカーのエゴのぶつかり合いをユーザーに転嫁するのは勘弁してほしいです。

とはいえ、自動車メーカーのビジネスとしてはどちらの規格にも対応する仕様を準備しなければいけないので、例えばヨーロッパ向けのリーフはCCS対応、日本向けのBMW i3はCHAdeMOになっています。

もっとも、メーカー側としては複数の充電規格への対応は容易なものではなく、例えば通信プロトコルが違うとバッテリーの充放電制御のロジックが変わってしまったり、開発にはかなりのリソースを費やしているようです。

まさに自縄自縛。

 

そんな泥沼の様相を呈してるCHAdeMO vs CCSですが、CHAdeMOの兄弟規格といわれる中国のEV充電規格GB/Tに動きがありました。

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EV劣勢を覆すことができるか

電気自動車(EV)の急速充電器をめぐり、日本独自の充電規格「CHAdeMO(チャデモ)」を推進しているチャデモ協議会が、中国企業から次世代規格の共同開発を打診されたことが分かった。チャデモ協議会は応じる方向で技術的な検討を始めた。実現すれば世界標準規格の主導権を日中で握りそうだ。

Source: SankeiBiz

世界最大のEV市場である中国では、CHAdeMOともCCSとも異なるGB/Tという中国の工業規格に定められた充電器を採用しています。

ところが、GB/TとCHAdeMOはコネクタの形状こそ異なりますが、通信プロトコルはともにCANであり、その他の仕様は非常に似通っています。

それもそのはず、GB/TはCHAdeMOの技術支援を受けて開発されたものだから。

 

これに関してCHAdeMO協議会の吉田誠事務局長いわく、

日本のメーカーからすれば、ケーブルなど関連部品の販路を中国に開拓できる。広義のインフラ輸出と捉え、積極的に技術支援をした

Source: Diamond Online

とのことで、パクられたわけではなく、初めからオープンソース化してきたことによる成果なんだそうです(若干ホンマかいな感はあるが)。

今後EVの普及が期待される大きな市場としてはインドの動向が気になるところですが、インドは中国製品の流入に対する警戒が強くCCSの採用に傾いているそうで。このあたりはCHAdeMOが日本発の規格であることを強く打ち出して売り込んだほうが良いかもしれませんね。

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