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中国バッテリー「ホワイトリスト」は有名無実化か

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外資規制のはずが韓国企業がリスト入り

自動車用バッテリーを製造する韓国のLG化学やサムスンSDIといった企業は、手痛い損失を重ねた投資の末、ようやく中国市場に一筋の明るい光明を見出しつつある。

(中略)

韓国企業が投資計画を急ぐきっかけとなったのは、中国がEVやプラグインハイブリッド車に対する補助金を2020年までに段階的に廃止すると約束したことに加え、2つの自動車業界団体が認証済みのバッテリー製造企業について新たな「推奨リスト」を5月に発表したことがある。

新しいリストにはLG化学やサムスンSDI、それにSKイノベーションと中国の北京汽車集団(BAIC)グループによる合弁企業が含まれていた。これは、2015年11に発表された推奨リストに外国企業が含まれていなかった反動という含みもあると考えられている。

Source: Reuters2019/1/3

事実上、EV用バッテリーに対する外資規制である中国の「ホワイトリスト」。

韓国の3社は入ってるのに、テスラにバッテリーを供給するパナソニックはリストに入れてもらえないんですね・・・。

 



ホワイトリストは有名無実化か?

一応ホワイトリストは2020年にエコカーに対する補助金が終了するタイミングで失効する予定なんですが、それでもパナソニックが2年近く足止めを食らうのは痛手かと。

 

このたび韓国3社を開放した理由は明らかになっていませんが、ネット上では以下の2点が指摘されています。

  1. 国産製品に自信を持てるようになったため、市場を開放すべき時期だと判断した
  2. 高高度防衛ミサイル(THAAD)をめぐる報復の解除

 

1は多分ウソ。本当にそうならパナソニックにも門戸を開かないとオカシイですし、中国の産業政策に公平性なんて・・・ねぇw。

外資とはいえ取るに足らない規模の企業だけにお許しがでたところを見ると、せいぜい中国地場メーカーの再編を促す「噛ませ犬」に利用しようとしている、ぐらいのもんでしょう。

 

2については、もちろん中国もアホではないのでタダで報復措置を解除するはずもなく、電池技術の供与あるいは何らかの政治的な取引が絡んでいる可能性が考えられます。

 

ということで、パナソニックがホワイトリストに名を連ねるのは、たとえテスラの後押しがあったとしても一筋縄ではいかないでしょうなぁ・・・。

 

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