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VWグループ、次世代EV車台を他社に供給へ

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プラットフォームで業界標準目指す

フォルクスワーゲングループは(Volkswagen Group)は1月31日、新開発の次世代EV向けモジュラープラットフォーム、「MEB」を他の自動車メーカーに供給する方針を発表した。

(中略)

フォルクスワーゲングループは、このMEBを他の自動車メーカーに供給する方針を発表した。これは、EVの普及に向けたコスト削減が狙いだ。フォルクスワーゲングループは2025年までに、グループ全体で1500万台の車両にMEBを使用する予定。MEBを他の自動車メーカーに供給することにより、スケールメリットを拡大する。

フォルクスワーゲングループは、MEBはフォルクスワーゲングループだけでなく、自動車業界の標準になる可能性を持った技術。すでに他社との間で、さまざまな協議を行っている、としている。

Source: Response2019/02/02

スケールメリットを追求することで電気自動車のコストダウンをはかるという考え方は、トヨタを中心とするEV C.A. Spirtと同じですね。

ただ、EV C.A Spiritは「コモンアーキテクチャ構想によって軽自動車からトラックまでのEV基盤技術を一括企画開発する」とはいうものの、トヨタ・マツダ・デンソー・スバル・スズキ・ダイハツ・日野・いすゞ・ヤマハ発動機の連合ということもあり、合議制でモノゴトを決めようとすると暗礁に乗り上げる匂いがプンプンするんですが、VWは「MEB使え!」っていうやり方っぽいのでスピードはすごく早そうです。

 

ソース記事にある「他社」というのは定かではありませんが、VWは傘下にアウディ、ポルシェのみならず、セアト(スペイン)、シュコダ(チェコ)などいろいろ抱えてますんで、グループぐるみで同じものを使ってくるものと予想されます。

っていうか、すでにエンジン車でもやってるし。

 



クルマはコモディティ化へ向かう

クルマの開発は、かつての製品ごとに部品を最適設計する「すり合わせ型」から、現在は標準化された部品を組み合わせる「モジュール型」へシフトするトレンドがあります。

EVは特にバッテリーやモーターなどがモジュール型に適していることからEVになるとクルマがみんな同じになる!」などと危ぶむ声がありますが、それはそれで果たして悪いことなんでしょうかね?

それって造り手(自称クルマ好き)の勝手なエゴなんじゃないでしょうか?

 

今でもクルマなんて所詮は移動手段と考えている人は少なからずいて、特に自動運転が普及するとますますその傾向は強まりますので、「安全に早く快適に移動する」という提供価値が均質化するにともない間違いなく自動車はコモディティ化に向かうでしょう。

だって、タクシーの車両がクラウン・コンフォートかジャパンタクシーかなんて、提供価値さえ満たしてくれればぶっちゃけどーでもいいじゃないですか。

せいぜい新しくてキレイな車のほうが気分が良い、ぐらいなもんでしょ。

コモディティ化とは

市場参入時に、高付加価値を持っていた商品の市場価値が低下し、一般的な商品になること。 高付加価値は差別化戦略のひとつで、機能、品質、ブランド力などが挙げられるが、コモディティ化が起こると、これらの特徴が薄れ、消費者にとっての商品選択の基準が市場価格や量に絞られる。

 

ということで、コモディティ化した工業製品の差別化のポイントは究極的には価格しかないので、ユーザーにとっては一定レベルの価値さえ満たしてくれれば、MEBでもEV C.A Spiritでもなんでも良いのでできる限り価格が安いほうが良いのではないでしょうか。

 

とはいえ、世の中には電車がこれだけ普及しても電車そのもの違いを愛でるマニアックな趣味も存在するので、クルマがコモディティ化したらしたで趣味のありかたが時代に応じて変化するだけだと思います。

それに趣味のクルマはニッチながらも需要と供給は必ず残るはずなんで、あんまり心配するような話でも無いかと。

まあ相対的にめっちゃコスパ悪くなる思いますけどねw

 



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