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EVユーザーから休憩時間を奪う爆速350kWモンスター充電器が登場

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充電中にトイレ行ってコーヒー飲んでスマホいじって・・・、なんて牧歌的な時代はそろそろ終わりです。

EVを350kWで急速充電、10分で320キロ走行分

フォルクスワーゲンアメリカの子会社で、電気自動車(EV)向けのインフラ整備を手がけているElectrify Americaは、最大出力350kWの充電器を米国カリフォルニアのショッピングセンターに設置したと発表した。

(中略)

現段階で多く使用されている充電器は出力50 kWのものがほとんど。最大350kWといえば、単純計算してその7倍の速さで充電できることになる。

Electrify Americaによると、350kW の急速充電では10分で200マイル(約320キロメートル)走行できるだけの電気が賄えるとのことで、これなら給油の利便性とさほど変わらない。

Source: TECHABLE(2018/12/12)

アメリカでついに出力350kWのモンスター急速充電器が登場しました!

 

充電方式は欧米を中心に広く普及しているCCS(Combined Charging System)の次世代規格(CCS2.0)。

最大出力350kWに対応するために最大電圧は500Vから1,000Vに、最大電流は200Aから500Aに大幅に引き上げられています。

 

残念ながら2018年時点では対応できる車種はありませんが、2020年に発売予定のポルシェのタイカンは350kW充電に対応するとアナウンスされています。

この高出力化はCCSがもともと計画していたアップグレードなので、各社は開発を進めているはず。

よって対応する車種は徐々に増えてくるでしょう。

 



CHAdeMOの大出力化は?

CCSは欧米中心の規格ですが、では日本で広く普及しているCHAdeMOの高出力化の動向はどうでしょうか?

 

去る2018年6月15日、CHAdeMOは400kWまでの出力を想定した仕様書2.0を発行しています。

The CHAdeMO Association has released the announced protocol version CHAdeMO 2.0 for their members. The system allows for charging capacities up to 400 kW, and allows for charging up to 1,000 volts with liquid-cooled cables without changing plugs or via current collectors.

CHAdeMO協議会はメンバーに対してCHAdeMO 2.0をリリースしました。 このシステムでは最大400kWの充電容量が可能で、プラグや集電装置を変更することなく、液冷ケーブルで1,000Vまで充電することができます。

CHAdeMO 2.0 also opens the door to fast charging for larger electric vehicles, such as trucks and buses. The main benefit compared to the CCS system remains: The Japanese DC charging system will remain V2G capable. Furthermore, the new CHAdeMO technology is compatible with Plug-and-Charge functionalities, allowing for automated authentication and payment.

またCHAdeMO 2.0はトラックやバスなど、より大きな電気自動車の充電を高速化するための扉を開きます。CCSシステムと比較した場合の主な利点は次のとおりです。日本のDC充電システムはV2Gに対応しています。さらに、新しいCHAdeMO技術はプラグアンドチャージ機能と互換性があり、自動化された認証と支払いを可能にします。

Source: electrive.com(2018/06/16)

ということで、CCSよりも高速かつプラグアンドチャージ(PnC:自動支払)に対応という革新的なものとなりそうです。

 

肝心の運用開始時期がelectriveの記事には書いてありませんが、CHAdeMO協議会の公式資料によると2020年以降になりそうです。

Source: CHAdeMO協議会

 

まずは現在広く普及している50kWから、3倍速となる150kW充電器の整備が当面の目標になりそうです。

 

150kWでも十分なんですが、400kWが普及したら私たちのお茶休憩の時間はどうなるんでしょうか・・・。

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