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テスラと任天堂の交渉が決裂した模様

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テスラ車内でマリオカートの夢、破れる

テスラは自動車に搭載された液晶ディスプレイでプレイできるゲームの開発を進めていました。

あなたがビデオゲーム開発に携わっているなら、Teslaに応募することを検討してください。 私たちは、現実世界でセンタータッチスクリーン、電話&自動車を統合する超楽しいゲームを作りたいと思っています。

 

その後イーロン・マスクCEOが「ポール・ポジション」という80年代のレトロなゲームタイトルを口走ったため、フォロワーさんが色めき立ちました。

 

でも「正直、ポールポジションって微妙じゃね!?」という声も挙がっており、私自身もどうせならマリオカートにして欲しいな〜なんて思ってました。

やはりテスラ自身もその点は理解していたようで、どうやら水面下で任天堂と接触していたようなんですね。

 

そしてマリオカートの実装を期待するフォロワーさんからの問いかけに対して、イーロン・マスクCEOからポロッとツイートが。

私たちは試しました。 任天堂はそれを私たちにライセンスしません。

悲報・・・。

 



任天堂がコラボレーションに消極的な理由

裏でどういう交渉をしていたか知る由もありませんが、結果的にはテスラと任天堂の夢のタッグは実現しませんでした。

 

思えば、ここ最近はゲームアプリやゲーミフィケーション市場が伸びていることもあって、優れたコンテンツを持っているゲーム会社には追い風が吹いているはずなんですが、任天堂って他社とのコラボレーションにイマイチ消極的なんですよね。

iOS版のスーパーマリオランやマリオカートですら、やっとこさで対応してる感じがします。

 

ということで、任天堂がコラボレーションに消極的な理由を考えてみました。

 

最初にイーロン・マスクCEOがとりあげた「ポールポジション」というタイトルは1982年に日本のナムコが開発したアーケードゲームで、アメリカではAtari(アタリ)社というビデオゲーム会社が供給していました。

一説によるとアタリはいまやアメリカでも馴染みのないメーカーになっているようですが、同社は1972に米国で創業された家庭用ゲーム機メーカーのパイオニア的存在。

70年代後半にはアタリのゲームは米国で一世を風靡したものの、80年代前半にはサードパーティ製のクソゲーやエロゲーが跋扈したせいで家庭用ゲーム機の市場は崩壊し、アタリは経営破綻に追い込まれました(アタリショック)。

そのアタリの失敗を教訓に、1985年に任天堂が北米にNES(ファミコン)を投入するにあたってとられた戦略が、サードパーティの徹底した管理。

販売前にゲームコンテンツをチェックするのみならず、サードパーティが年間に販売できるタイトル数も制限していたようです。

おかげで任天堂はファミコン市場からクソゲーやエロゲーといった低品質ソフトを締め出すことに成功し、家庭用ビデオゲーム機市場は信頼を回復・復興を遂げた、という経緯があります。

 

ということで、なんだか任天堂とアタリの関係は因縁めいたものがありますが、それ以上に任天堂はゲームの品質とそれをプレイする環境にはかなりシビアに配慮しているものと考えられます。

 

もちろんテスラがクルマのインパネにゲームを実装する場合は停車中しかプレイできないようにすると思いますが、それでもユーザーはゲームが原因で事故やトラブルを起こしてしまうことは容易に想像できます。

実際、2016年には日本でも大型クレーン車が赤信号で停止した際にポケモンGOをプレイしていて、ドライバーが安全確認が不十分なまま発信した結果、信号待ち中に死角に入り込んでいたミニバイクに気づかず衝突するという死亡事故が発生しています。

 

こういったものは普通に考えればドライバーの責任なんですが、訴訟大国のアメリカではゲームコンテンツそのものの過失が問われるような事態になってもおかしくない。

下手すりゃテスラから任天堂が濡れ衣を着せられる、ということも考えられるわけです。

こうした訴訟リスクもあって、任天堂は丁重にお断りしたんだと思います。

以上、あくまで推測ですが。

 

任天堂ファンとしては残念(泣)

 

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