社会 電気自動車

ガソリン車を基準にメディアが作り上げた「急速充電器不足」という誤解

投稿日:2018年11月17日 更新日:

200Vの普通充電があれば大丈夫

電気自動車(EV)の充電に関して、根本的な誤解がある。マスメディアで紹介される充電設備の話題は、ほとんどが急速充電器についてである。それは、既存のエンジン車に燃料を給油する概念に基づいている。

(中略)

EVへの充電の基本は自宅である。ガソリンのような危険な燃料を扱うのではなく、家電製品や電灯など、自宅で毎日安全に使っているのと同じエネルギー(電力)をクルマに使うのだから、自宅で充電できて当然だ。

(中略)

次に、出先での充電である。これも家庭と同じ200Vの普通充電でよい。仕事をしたり、打ち合わせをしたり、買い物をしたり、医者の診療を受けていたりしている間に、30分でも数時間でも充電すればよい。

(中略)

単に急速充電器を増やす政策を訴えるのではなく、まず、自宅で誰もがEVやPHVに充電できる社会を作ることが先決である。

Source: WEB CARTOP

私はサービスエリアや道の駅、ディーラーにある急速充電器は緊急用だと思っています。

 

ソース記事では「公衆トイレ」という表現になっていますが、まさに定常的に利用するものではなく困ったときに駆け込みでちょっと利用するためのものであって、日常生活で常用すべきものではないと思うのです。

少なくとも私はそう考えています。

 



考え方は人それぞれ

充電環境に関する考え方はオーナーによっても微妙にスタンスが違っていて、日産のEVブログでも

ほとんど自宅での充電で「すごく便利です」とおっしゃるオーナーさんもいらっしゃいますし、集合住宅にお住まいで急速充電だけでお乗りのオーナーさんもおられます。

Source: Nissan EV Blog

とあるとおり、もう本当に人それぞれです。

(どちらが良い悪いという話ではないので、考え方の違いをほかのEVオーナーさんに押し付けるとトラブルの元なので注意しましょう。)

 

あくまで個人の意見ですが、現状はいかに「急速」充電器といえども専有時間は少なくとも数十分にも及ぶので、ディーラーや道の駅などを定常的に利用している主(ぬし)が居着いている場所は、駆け込み客が利用できず困ることが多いです。

近所の日産ディーラーなんて、馴染みの主(ぬし)が入れ替わり立ち替わり充電するので常時使用中。

そんな事情を知らずに、ディーラー充電器に頼るつもりで電気自動車を買うと悲惨なことになります。

 

充電インフラの整備がビジネスになる世界

ソース記事の最後に「自宅で誰もがEVやPHVに充電できる社会を作ることが先決」とありますが、まったく同意です。

そのためには、自宅や商業施設に普通充電器を設置することが施主や自治体の資金に支えられるのではなく、純然たるビジネスとして成立する仕組みの確立が求められています。

 

「普通充電器を設置することが金儲けにつながる」

 

そんなビジネスモデルが確立されれば、もう放っておいても充電インフラは増えていくでしょう。

だから私は150kWや350kWなどの超急速充電の普及にも期待してるんですが、「この業界が頑張るべきはソコじゃないんだけどな〜」とも思うのです。

 



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