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台湾のバイクメーカー・キムコ、EICMA2018で電動スーパースポーツバイクを公開

投稿日:2018年11月13日 更新日:

台湾キムコが電動スーパースポーツバイク「Super NEX」をEICMA2018で発表!

まず本日みなさんに覚えて帰ってもらいたいのは、自動車業界でキムコといえば小林製薬のアレじゃなくて、台湾のバイクメーカーであるということです。

台湾のバイクメーカー、KYMCO(キムコ)は、イタリア・ミラノで開催されているミラノ国際モーターサイクルショー(EICMA 2018)でEVスーパースポーツ『Super NEX』を発表した。

キムコは1992年に誕生した台湾のバイクメーカーだ。2輪スクーターや4輪バギーなどを各国で発売しており、年間販売台数は100万台を超える。

そんなキムコが、スーパースポーツと電気を融合させたEVスーパ―スポーツ『スーパーNEX』を発表した。

Source: AutoSports

これまで電動スーパースポーツバイクは欧米のベンチャーなどから発売されていましたが、大手バイクメーカーから発表されるのは初ですね。

発売時期は未定とのことですが、コンセプトモデルというにはあまりに完成度が高いので市販が期待できそうです。

 



100km/h加速がまでわずか2.9秒!驚愕のスペック

公表されているSuper NEXのスペックをまとめます。

  • 原動機:電動モーター
  • 変速機:スリッパークラッチ付き6速トランスミッション
  • クラッチレスシフター:付き
  • 0-100km/h加速:2.9秒
  • 0-200km/h加速:7.5秒
  • 0-250km/h加速:10.9秒
  • 電子制御:キムコ・フル・エンゲージメント・パフォーマンス(KYMCO FEP)
    (トラクションコントロールやウィリーコントロールに相当か)
  • 走行モード選択:4パターン
  • 走行音響:アクティブ・アコースティック・モーター搭載
  • サスペンション:オーリンズ製
  • ブレーキ:ブレンボ製ラジアルマウントキャリパー
  • ホイール:OZ製
  • タイヤ:メッツラー製スポーツラジアル・レーステック
  • ヘッドライト:LED
  • 発売時期:未定
  • 価格:未定

スペックに関して、注目点は3つあります。

加速性能

0-100km/h加速が2.9秒というのはかなり驚異的なスペックです。

数字だけで恐縮ですが、クルマでいえばNISMOのGT-Rと同等、バイクでいうとBMWのS1000RRと同等

加速性能はガチのスーパースポーツです。

おそらくフル加速すると後ろに振り落とされるんじゃないかっていうぐらい、非日常的な加速度がかかると思います。

 

6速トランスミッション

通常、電動モーターは低中回転域での出力が高いという特性を持っているため、これまでのシングルギアタイプのEVスポーツではスタート加速こそ強力なものの、高速域での加速力と最高速の点ではいまひとつという難点がありました。

キムコは電動モーターに6速トランスミッションと組み合わせることで、幅広いパワーバンドを実現しています。

 

という能書きもさることながら、キムコは変速操作が人とオートバイを一体化させるための重要なファクターであると考えているそうで、単なる機能だけでなくユーザーインターフェイスとして変速機構を採用したようです。

 

アクティブ・アコースティック・モーター

何ですかね、コレ?

ライダーの好みやモーターの回転数に合わせて音量やサウンドを調整することができるそうですがメカニズムは不明。

 

Youtubeにサウンドが収められている動画がありました。

下の動画をクリックするとちょうどモーター音が聴けるところからスタートします。

 

同じくEICMA2018で公表されたハーレーのLiveWireもサウンド発生装置を搭載するとしており、どうやら電動モーターサイクルではいかに官能的を追求するかがひとつのポイントになりそうです。

 

 

台湾は電動バイクブーム

1963年に設立された台湾のキムコは、1964年にホンダと技術提携したことで生産体制を整え、今では年間100万台以上を生産する世界屈指の二輪メーカーです。

Source: KYMCO

 

これまで台湾の二輪市場はキムコが牽引してきましたが、近年は電動スクーターを用いたエネルギービジネスを手がけるGogoroが躍進し、それを追うかたちで今度はキムコが電動スクーターを発表するなど、台湾は世界の電動バイク市場のホットスポットとなっています。

また、2018年1月には台湾行政院(内閣)が大気汚染対策として、クルマは2040年にガソリン車の販売は禁止、バイクは2035年までに電動化する方針を示していており、官民を挙げて電動化に邁進しています。

 

その点、キムコの育ての親とも言うべきホンダが電動バイクにあまり積極的ではないという状況はもどかしい限りですが、キムコやハーレーが魅力的な電動バイクをリリースすることが、国内メーカーを本気にさせる起爆剤になることを期待しましょう。

 

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