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イーロン・マスクの戦略的ご乱心

投稿日:2018年11月6日 更新日:

なにかとお騒がせなテスラのイーロン・マスクCEO。

思いつきに見える彼の言動も実は・・・。

「電動自転車を検討するかも」

クルマ、ロケット、ハイパーループの次は電動自転車かも!?

 

とあるPodcastでのやりとり。

Kara: スクーターを作りなさいよ。スクーターを作ってくれたら、私それに乗るわ。私が言ってるのは、電動スクーターのことだけど。

Elon: それはどな。スクーターを作れ、という人たちはほかにもいるけど、でもぼくは、“うーん、ノー”だね。

Kara: 私はスクーターが好きよ。スターを作るべきよ。

Elon: あれは、下品だよ。

Kara: そんなことないわよ。

Elon: いや、気品というものがないね。

Kara: そんなことないわよ。気品がないって、どういうことなの?

Elon: あれに乗ってみたことあるの? あれはねぇ…。

Kara: いつも乗ってるわ。かっこいいわよ。

Elon: いや、かっこ悪いよ。きみは、思い込みが激しい方だね。

Kara: そお、分かったわ。Limeに乗ってるみなさん、心配しないでね。Elon Muskはあなたの味方じゃないみたいよ。

Elon: 電動自転車だな。電動自転車なら、作るかもしれない。

Source: TECHCRUNCH

 

ちょっと無理やり言わされてる感はありますが、それでも会社のCEOが「○○を作るかもしれない」なんて公の場で言おうものなら、内外を含めて大きな影響があります。

 



戦略的ご乱心

こういう与太話やリークみたいなものが、テスラはとても多いです。

これについてはいろいろ批判する向きもありますが、私はただの思いつきではないと思っています。

イーロン・マスクはちょっとオオカミ少年的なところはありますが、CEOの発言というのは影響が大きいです。やはりそこらの木っ端役員が言うのとは重さが全く違います。

自身もその点は十分に承知していると思います。

 

その上で、ポロッとワケのわからない「突然変異」的な発言をするわけですよ。

そうするとメディアやSNS、株式市場などから何かしらのフィードバックが得られる。

すなわち、擬似的にPDCAを高速で回しているような状況になるんです。

 

これは事業ポートフォリオの多様化を探るための、意図的に演じている戦略的ご乱心の可能性があります。

 

というわけで、時々イーロン・マスクのTwitterで流れてくる与太話に対してメディアが騒ぎたてているのは、実は手のひらの上で踊らされているだけだと考えると、少し見方が変わってきますよ。

 

GMが電動自転車を作るご時世

そんなテスラに呼応するかのように、GMの電動自転車市場参入のニュース。

GM(General Motors)は11月2日、eBikes=電動自転車市場に参入すると発表した。

Source: Response

 

ね、電動自転車も荒唐無稽な話じゃないでしょ?

 

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