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スズキ、マツダ、ヤマハ発動機が不適切な方法で排ガス測定をした理由

投稿日:2018年8月10日 更新日:

燃費・排ガスの抜き取り検査で不正発覚

国土交通省は8月9日、完成車の燃費・排ガスの抜き取り検査で、スズキ、マツダ、ヤマハ発動機が不適切な方法で行っていたとの報告があったと発表しました。

問題の内容は完成車検査工程の排ガス抜き取り検査において、「道路運送車両法 保安基準の細目を定める告示」が定める運転速度の許容される逸脱時間を超えた(トレースエラー)測定結果を除外せず、有効な測定として処理したというもの。

 



排ガス測定は職人技

自動車の排ガスや燃費の試験というのは、シャーシダイナモの上で特定の速度パターンをなぞっておこなわれます。

この速度パターンは規格値に対してプラスマイナスいくつ、とある程度の誤差を許容する内容になっているんですが、その許容幅から一定時間逸脱すると正しい測定結果として扱われなくなってしまうというものなのです。

今回の「不適切な方法」というのは、測定モードの許容幅から逸脱していた時間が規定をオーバーしているけど(意図的かどうかは別として)OKとして出荷してたのがバレちゃった、という話です。

 

まあ不正といえば不正ですが、海外では検査が義務付けられていない国もあるので儀式みたいなもんです。

ただ、この試験は検査員の職人技によるところもあり、やろうと思えば許容幅の上下限ギリギリみたいなところを狙ってトレースすることも可能。

許容幅の中であっても検査員によって結果が変わるという、とても雑な検査項目です。

 

しがたって、今回3社同時に仲良く不祥事が発覚したというのは決して偶然ではありません。

決してエンジン車だからどうのこうのという話ではなく、そもそも道路運送車両法で定める検査手法がヒューマンエラーを誘発しやすいという欠陥を持っているのです。

 

こんなアホみたいな案件で消耗してると、本当にエンジンの死期が早まっちゃいますよ・・・。

 



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