ビジネス 社会 電気自動車

スズキ、ディーゼル欧州撤退 三菱自も大幅縮小

投稿日:

スズキ、ディーゼル欧州撤退 三菱自も大幅縮小

欧州の環境規制強化を受け、日本メーカーがディーゼル車撤退の動きを加速している。スズキは年内をメドに欧州販売から撤退する。三菱自動車は英国やドイツなど主要国でディーゼル乗用車の販売を順次終える。トヨタ自動車や日産自動車に続く動きで、日本車7社のうちマツダだけが欧州でディーゼル車に注力することになる。

Source: 日経新聞

スズキもディーゼルは損切り。

 



損切りか、残存者利益か

トヨタ、日産、ホンダ、SUBARU(スバル)はすでに欧州でのディーゼル車の販売縮小に動いており、電気自動車(EV)など環境車に経営資源を集中する。一方、マツダはハイブリッド車など環境性能を高めたディーゼル車の開発で欧州販売を継続する。

Source: 日経新聞

なんか既視感があるなぁと思ったら、液晶vsブラウン管の移行期に電気業界が通った道ですね。

 

一般に残存者利益が成立するには、以下の3つの条件が揃う必要があるといわれています。

  1. 大きな成長は期待できないものの、絶対になくならない製品であること。
  2. 市場の成熟期を耐え忍ぶだけの体力があること。
  3. 競争相手は多いものの、それほど強くないこと。

 

ブラウン管の場合は2009年ごろに当時まだ体力があったパナソニックやシャープが最後まで粘りましたが、代替技術である液晶の進化とともに1の条件が崩れてあえなく撤退に追い込まれました。

 

ディーゼルに関しては1の条件がすでに怪しいですね。EU各国はEVシフトに動いていますので法規ひとつで息の根を止められる可能性があります。

また、企業体力の観点でも各国でディーゼルが締め出されつつありますので、マツダに限らず事業規模を維持して収益を上げていくことはかなり厳しいものと思われます。

そして競争相手はすべてEVに逃げてしまっていて「ディーゼル陣営」というものがすでに崩壊しているので、法規誘導によって延命を図るには極めて不利なポジショニングです。

 

ということで、急激なEVシフトの反動で「灯滅せんとして光を増す」がごとくディーゼルが一瞬脚光を浴びることはあるかもしれませんが、時代が逆行することはもう無いでしょう。

「灯滅せんとして光を増す」とは

ともしびが消える直前、ぱっと明るく輝くこと。ものが滅びる直前に一時的に盛んになることのたとえ。

自動車業界に燦然と輝くクリーンディーゼルの灯火

 



-ビジネス, 社会, 電気自動車
-, ,

Copyright© 電気自動車の読みもの , 2018 All Rights Reserved.