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資源あるところに問題あり。コバルトフリー電池早よ作って!

投稿日:2018年9月30日 更新日:

中国のEVシフトに立ちはだかるコバルト供給問題

中国政府は新エネルギー車(NEV)の普及に力を入れている。2012年に「省エネ・新エネルギー車産業発展規画(2012~2020年)」、2017年に「自動車産業中長期発展規画」を発表し、電気自動車(EV)およびプラグインハイブリッド車(PHEV)などNEVの累計生産・販売台数を2020年までに200万台に、2025年までに700万台以上にする方針を打ち出した。その後も、中央政府や地方政府などからさまざまな補助政策が打ち出され、NEVが徐々に普及し始めているのに伴い、EVのリチウムイオン電池に使用される金属の需要も高まっている。

(中略)

コバルトはレアメタルの一種で、元素番号27、元素記号はCo。主な用途は携帯電話やEVにも使用されるリチウムイオン電池(LIB)の正極材だ。経済産業省資源エネルギー庁は「EVのリチウムイオン電池に必須の資源」としている。

Source: JETRO

リチウム電池にとって不可欠なコバルトはコンゴ民主共和国に偏在しています。

世界のコバルト埋蔵量(単位:トン)

2016年の世界のコバルト生産量(単位:トン)

 

希少な資源が地理的に偏在しているってだけでも危険な香りがするんですが、コンゴは内戦やら児童労働やらが蔓延っているという、いわゆるカントリーリスクが高い資源です。

 

しかも中国が「一帯一路」戦略の一環として経済協力や安全保障も含めた資源確保を推進しており、中国企業は中国政府の支援の下、コンゴへの投資を加速させています。

 

この件は何度も取り上げていますが、正直、コバルト界隈は超面倒くさい!

 



パナソニック、早晩コバルト使用量ゼロに

とはいえ、みんなそんな面倒くさい状況を指を咥えて眺めているはずもなく、「コバルトフリーバッテリー」の開発は各国で活発におこなわれています。

そんな中で特に頑張っているのがパナソニック。

パナソニックで車載事業を手掛ける社内カンパニー、パナソニックオートモーティブ&インダストリアルシステムズ(AIS)社の田村憲司上席副社長(パナソニック常務)は30日の投資家向け説明会で、車載電池で使用するコバルトをゼロにする方向で開発を進めていることを明らかにした。

Source: Reuters

コバルトの先物買うぐらいならパナソニックの株やね
御意!

 

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