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大企業の新卒ガチャ問題がヤバい

投稿日:2018年9月6日 更新日:

突然ですが、あなたは新卒ガチャ問題をご存知ですか?

新卒ガチャとは

新卒で入社をして配属される部署や職種、配属先の上司や教育担当がどうなるか?をソーシャルゲームのコア機能である「ガチャ」になぞらえたもの。
新入社員として入社した場合、自分の価値観を尊重して持ち味を引き出し、成長にコミットしてくれる「SR(スーパーレア)級」の職場に配属されるか、価値観の押し付けや将来の成長が見込めない部門といった「ハズレ」部署に配属されるかは、実質「ガチャ」のようにほぼ運で決まる。
「ハズレ」を引いた新入社員は最悪の場合メンタル不調を患ってしまったり、場合によっては早期退職に至ってしまったりする現象のこと。

数年前からこの新卒ガチャ問題はネット上で取り沙汰されておりましたが、2018年に入って大手メディアで取りあげられたりTwitterを賑わせたりしていて、ひょっとすると2018年の流行語大賞になるんじゃないかっつーぐらいよく目にする言葉になりました。

 

では、本日は自動車業界における新卒ガチャ問題を考えてみます。

昔から存在していた新卒ガチャ問題

新卒で入社をして配属される部署や職種、配属先の上司、ひいてはその先の職業人生が「くじ運」で決まってしまうという現象は、「新卒ガチャ」という言葉が生まれる前から存在していました。

ところがここ最近になってこのことが急に騒がれだしたのは、いわゆる一括採用で入社した新卒が会社の都合で部署に人員を振り分けられるという、旧来の人事制度のあり方が世の中の価値観や仕事に対する考え方と合わなくなってきたことに起因します。

 

それでも「石の上にも三年」などという言葉があるように、これまでは不遇な部署に配属されても3〜5年ぐらい頑張れば職場や仕事に慣れてきて、なんとなく定年まで勤め上げることができました。

 

でも今20〜30代の皆さん、本気で65歳で「定年」できると思いますか?

「年金で悠々自適の老後生活」なんてあり得ると思いますか?

定年とか年金とか、まるで信じられないですよね!おそらく我々は死ぬ寸前まで働くんですよ。

 

どうせ死ぬ寸前まで働くなら「石の上にも三年」を強いられるような不遇な部署で働きたいですか?

せっかくなら伸びしろのある業界で好きな仕事がしたいじゃないですか。

 

ましてや現代のビジネスや技術のトレンドは、ひと昔とは比べ物にならないほど変化が早くなっています。

新卒配属の時点で好きでもない石に座らされてしまうと、キャッチアップに消耗させられてしまいます。

 

そして数年後に周りの景色がすっかり変わった頃には、スキルが陳腐化して別の石に飛び移れなくなってしまうという現実が待っています。

「おれ本当は他にもやってみたい仕事があったんだよね〜」なんて、白髪交じりの髪を掻き上げながら飲み屋で後輩に語る頃には時すでに遅し。

 

こういった理不尽な人事制度の仕組みに対して若い世代がSNS等で声を上げだしたため、「新卒ガチャ」という言葉で問題が顕在化してきました。

 

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自動車業界の新卒ガチャ問題

自動車業界関連の新卒ガチャ事例をご紹介します。

 

日本○殊○業

日○陶といえば言わずとしれたエンジン用のスパークプラグや排気センサーで世界有数のシェアを誇る企業です。

同社の売上高はエンジンの点火プラグや関連センサーが大半を占めています。

2018年現在は悪い噂もなく、ホワイト企業というのが世間一般の評価です。

 

ところが現在の主力事業がエンジン部品であるにもかかわらず、経営側は電気自動車(EV)の普及を前に「脱エンジン依存」を掲げています。

新卒採用のページなどではエンジンはまだまだ大丈夫みたいなことを書いてますが、経営側が電動化に向けて新規事業を模索している時点で同社の中長期的なビジョンや経営環境は推して知るべし。

 

こういった「今は稼ぎ頭だけど先細りの既存事業」と「経営陣の期待がかかっている新規事業」を抱える企業において、本人の希望に反する部門に配属されるとどうなるか。

 

先細りの既存事業は日銭稼ぎの人柱です。

そして15年後ぐらいにあなたが会社の中で身動きが取れなくなる頃には、ガチャで配属を決めた上司は年金で悠々自適の生活をしています。

誰も責任をとってくれません。

 

これが新卒ガチャの恐ろしさ。

 

トラック運転手

自動運転技術の普及が進めば、今後25年間に長距離トラック運転手29万4000人が失業する可能性がある。

Source: Wall Street Journal

 

これはアメリカの事例なので日本の新卒採用とはやや事情は異なりますが、労働者をとりまく環境としては日本も近いものがあります。

自動運転によって雇用の15%が消失ですよ!

何もヘマをやらかさなくても、25年後には現在の労働者よりも15%も失業リスクが高くなるということを意味します。

 

そんなリスキーな状況に対して経営側は労働環境を改善するとか賃金を上げるとかで人を繋ぎ止める必要があるのですが、なかなかそうもいかないのが現実。

実際に日本のバス業界などでは、労働条件の悪さと将来的な失業リスクから若い労働者が寄り付かなくなっています。

これは経営的にも社会的にも由々しき問題です。

 

でも自動運転の普及が進むなんて、もう早かれ遅かれ自明じゃないですか。

運転が好きで好きでしょうがないとか、キャリアを俯瞰的に考えてあえて選んだとかなら良いですが、そうでもなら身の振り方を考えましょう。

 

新卒ガチャ問題とどう向き合うか

ところで、ガチャでアタリを引くにはどうすれば良いと思いますか?

ヒントは子供の頃の経験にあります。

 

新卒ガチャ問題というのは、本質的にはくじ運、すなわち確率的問題に帰結します。

子供の頃にガチャガチャでアタリを出すには、とにかく祈りを込めてお小遣いが許す限りアタリが出るまでレバーを回し続けるしかありませんでしたよね?

でも残念ながら、子供の頃のガチャは投入できる「100円玉」の数に限りがありました。

 

でもあなたはもう大人です。ハズレを引いたら転職することができます。

アタリが出るまでレバーを回しましょう。幸いなことに20〜30代には「若さ」という「100円玉」がたくさんあります。

 

したがって新卒ガチャに対する最適解は、入社してハズレを引いたと思ったら「若さ」という「100円玉」が無くならないうちに次のガチャに挑戦することです。

 

実は私自身もガチャでハズレを引いた結果、クソな職場で体力と気力を消耗して病院送りとなり、地獄の淵で何年も彷徨った経験があります。

だから若い人には理不尽な環境で無駄な苦労をしてもらいたくない。

過ぎた時間は二度と取り戻せません。ガチャでハズレを引いたと思ったら即転職しましょう!

 

 

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行動を起こすなら早いほうが良いですよ!「若さ」という「100円玉」には賞味期限がありますからね。

 

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