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WordPressのレンタルサーバーをさくらからエックスサーバーに乗り換えた結果

投稿日:2018年8月7日 更新日:

EV Journalが重い問題

いつも当サイトを見ていただいている方から、あるご指摘をいただきまして。

EV Journal、めっちゃ重いです。なんか設定を間違ってませんか?

え?2年もやってて気にしたことなかった・・・

 

久しぶりにGoogleが提供しているPageSpeed Insightsをやってみたところ、

うわっ、私のサイト遅すぎ・・・。

 

サイトの最適化ができておらず、ユーザビリティに支障をきたしていることが判明しました。前に見た時はこんなに酷くなかったんだけどなぁ・・・。

サイトスピードが遅いとユーザーは記事が表示されるまで待っていられないので、離脱率が上がってしまいます。

これは由々しき事態です!

 

ということで手探りながらサイトスピードの改善を図った結果、劇的な効果が得られましたのでご紹介します。

 

環境

以下は私のブログ執筆環境です。

  • プラットフォーム:Wordpress
  • テーマ:Affinger4
  • OS:Mac OS
  • FTPソフト:Cyberduck
  • サーバー(移行前):さくらのレンタルサーバ(スタンダードプラン)
  • サーバー(移行後):エックスサーバー(X10プラン)
  • SSL化:済(さくらの常時SSL化プラグインを利用)

 

結論

忙しい方のために、いきなり結論です。

私の環境でWordPressブログの高速化に効果的だったのは以下の3点。なおクロスチェックしたわけではないので、どれが決定打になったかまでは検証できていません。

  1. WP Fastest Cache(有料版)の導入
  2. さくらからエックスサーバーに移行
  3. SSL化に関連するリンク設定の適正化

ちなみに下準備としてAutoptimize(CSS コードと JavaScript コードの連結・圧縮)、EWWW Image Optimizer(画像ファイルの圧縮)などの定番どころの高速化プラグインはインストール済みであるものとします。

 

これらの処置をおこなうことで、先ほどのPageSpeed Insightsのスコアは以下のようになりました。

なかなか優秀です。

体感的にも遅れを意識することのないレベルになったかと思います(なぜ今まで遅いことに気づかなかったんだ・・・)。

 

それでは、高速化の手順を一つずつご紹介します。

WP Fastest Cache(有料版)の導入

高速化の定番プラグインといわれるWP Fastest Cache。

私はこれまで無料版で使っていましたが、今回、高速化について調査している中で有料版の評価が高かったのでインストールすることとしました。

有料版のインストール方法

有料版の前に、まず無料版WP Fastest Cacheをインストールしてください。

無料版をインストールしたら、WP Fastest Cacheの設定画面から プレミアム > Buy で購入できます。価格は39.99ドル。

支払いはクレジットカードとペイパルが使えます。

有料版WP Fastest Cacheの設定

全ての項目にチェックを入れます。

レスポンシブなテーマを使っている場合は、モバイルとモバイルテーマのチェックは外す必要があるようです。Mobile Cache -Wp Fastest Cache公式

 

 

さくらからエックスサーバーへ移行

今回の高速化の目玉です。

さくらとエックスサーバーの比較

WordPressブログ界隈ではレンタルサーバーはエックスサーバーを使うのが定番らしいのですが、私はこれまでさくらレンタルサーバー(スタンダードプラン)を使ってきました。

さくらを使ってきた理由は月額515円と維持費が安いから。エックスサーバーは今回契約した一番安いX10プランでも月額900円もします。

ただ、改めていろいろ調べてみると、機能に関しては完全にエックスサーバー(X10プラン)が優位で、さくらは「安い」ぐらいのメリットしか無いかなという気がします。

 

コストが厳しい環境であるならさくらはオススメできますが、そうでない限りは乗り換えの手間などを考えても最初からエックスサーバーとしておくのが無難です。


 

サーバーデータのバックアップ

移行作業の前に、さくらのサーバーデータのバックアップを取りましょう。

私は万が一のエラーに備え、2段構えでバックアップをとりました。

 

1つ目はBackWPupというプラグインによるバックアップ。

プラグインをインストールしてバックアップジョブを実行。しばらくするとバックアップファイルが作成されます。

ファイルの場所は バックアップ から確認できますので、FTPソフト(私の場合はCyberduck)を使ってデスクトップなどにダウンロードしておきましょう。

 

2つ目は、Cyberduckによる全ファイルのコピー。

wwwフォルダ以下の全てのファイルをデスクトップなどにダウンロードします。

このとき、さきほどのBackWPupプラグインが稼働しているとエラーとなることがあるようなので停止しておきましょう。

ファイルサイズ(意外と容量が大きい)、時間がかかる、途中で転送エラーが発生する場合があるなどにご注意ください。

また、バックアップをとってもさくらのデータは移行が完了するまで消さないでください。何か不具合があると後戻りできなくなりますからね。

 

エックスサーバーとの契約

バックアップを取り終えたら、エックスサーバーと契約しましょう。


私はいきなり36ヶ月の契約をしましたが、「10日間のサーバー無料お試しキャンペーン」などもやっていることがありますので、いきなりお金を払わなくても大丈夫です。

 

さくらのデータをエクスポート

サーバーの移行にあたり、まずはさくらのサーバーにあるデータベースをエクスポートします。

さくらの 契約情報 > サーバーコントロールパネル > データベースの設定 を開き 管理ツール ログイン をクリック。

phpMyAdminにログインします。ユーザ名とパスワードは、さくらのデータベースユーザ名とパスワードと同じ。

 

エクスポートタブ > エクスポートで対象のデータベースを選択。

DROP TABLE / VIEW / PROCEDURE / FUNCTION / EVENT を追加 にもチェックを入れます。

画面下の方にある実行するボタンをクリックすると、SQLファイルがダウンロードされます。後で使うので、わかりやすい場所に保存しておきましょう。

 

エックスサーバーでデータベース作成

次はエックスサーバーでデータベースを作成します。

サーバーパネル > データベース > MySQL設定 をクリック。

 

MySQL追加 > MySQLデータベース名のボックスに任意の名称を入力。

文字コードは UTF-8 を選択し、MySQLの追加(確認)をクリックします。

 

続いて、MySQLユーザ追加 > MySQLデータIDのボックスに任意の名称を入力。

パスワードはお好みの文字列を設定してください。

 

MySQL一覧 > アクセス権未所有ユーザ から先ほど追加したユーザIDを選択し、追加ボタンをクリックします。

これにより、ユーザIDがアクセス権所有ユーザに登録されます。

 

さくらからダウンロードしたデータベースをエックスサーバーにインポート

ここでは、さくらからダウンロードしておいたデータベースをエックスサーバーへインポートする作業をおこないます。

サーバーパネル > データベース > phpmyadmin(MySQL5.7) をクリック。

 

インポートタブ > アップロードファイルのラジオボタンをON。

ファイルを選択 から、先ほどさくらのphpMyAdminからダウンロードしたSQLファイルを選択

画面下の方にある実行するボタンをクリックすると、SQLファイルがインポートされます。

以上の作業により、エックスサーバーにデータベースが作成されました。

 

wp-config.phpを書き換え

エックスサーバーのデータベースにブログのデータをコピーする前に、バックアップをとったデータの中から wp-config.php を開きデータベース項目の修正します。

/wordpress/wp-config.php をエディターなどで開き、ここの項目をエックスサーバーで作成したものへと修正しましょう。

 

エックスサーバーへWordPressデータをアップロード

いよいよバックアップしておいたWordPressのデータをエックスサーバーへアップロードします。

 

まずは、Cyberduck を開き右クリックして新規ブックマークをクリック。

 

ブックマークの設定パネルでは、接続プロトコルを FTP-SSL (Explicit AUTH TLS) とします。

ニックネーム は任意の名称でOK。

サーバ名がわからない場合は、エックスサーバーの サーバーパネル > サーバー情報 > ホスト名 から確認してください。

ユーザ名がわからない場合は、エックスサーバーの サーバーパネル > パスワード変更 > サーバID から確認してください。

設定が完了したら、エックスサーバーに接続します。

 

アップロード先は public_html フォルダになります。

バックアップしておいたWordPressのデータとの対比は図のとおりです。

このときの注意点としては、

  • public_html の中に index.html があるとWordPressが上手く動作しない可能性があるので、先に削除しておく
  • wpフォルダの中に .htaccess がある場合は、public_html 直下に移動する

です。

 

動作確認URLでチェック

アップロードした内容にエラーがないか、チェックをおこないます。

 

エックスサーバーの サーバーパネル > ドメイン > 動作確認URL をクリック。

 

動作確認URL設定の追加タブ からサイトを選択し、動作確認URL設定の追加(確定)をクリック。

 

動作確認URL設定の一覧 から 動作確認アドレスをクリックしてテストサイトが問題なく表示されればOKです。

ちなみに、環境によってはURLを追加してすぐは表示されず30〜1時間ほど反映にかかることもあるようですので、うまく表示されないときは少し時間おいてから確認してみてください。

 

ネームサーバーの書き換え

ドメインを取得・管理してある業者でネームサーバーを下記エックスサーバーの設定に書き換えます。

 

私の場合はドメインの管理もさくらでしたので、下記のような設定になります。

ネームサーバー1〜5はエックスサーバーのものです。

ドメイン情報は さくらの会員メニュー > 契約情報 > 契約ドメインの確認 > ドメインメニュー > WHOIS情報 から確認できますので、変更ボタン をクリックしてエックスサーバーの情報に書き換えてください。

このネームサーバーを変更することで、サイトの表示がエックスサーバーへと切り替わります。

ネームサーバーは変更しても反映までに半日〜1日以上かかる場合もあるようですので、DNSサーバー接続確認サービスなどを利用して反映状況をご確認ください。

 

サイトのSSL化

エックスサーバーの サーバーパネル > ドメイン > SSL設定 をクリック。

SSLを設定するドメインを選択 > 独自SSL設定の追加 を行ないます。

 

SSL化に関連するリンク設定の適正化

私の場合は、さくらのサーバーを利用している時点でサイトのSSL化は完了していました。

サイトの内部リンクの設定や.htaccessなどの設定は全てさくらの常時SSL化プラグインを使っていましたが、サーバー移行によりプラグインが使えなくなったので全て修正をおこないました。

 

.htaccessの修正

Cyberduckからエックスサーバーの public_html を開き、.htaccess をエディタで開きます。

.htaccessは非表示ファイルなので、表示されていない時は 表示 > 不可視ファイルを表示 から可視化してみてください。

 

.htaccess を開いたら、下記のコードを追記します。念のため、編集前にファイルのバックアップをとっておきましょう。

example.comのところはご自身のサイトのURLに差し替えてください。

これにより、httpからhttpsに自動的にリダイレクトされるようになります。

 

内部リンクの修正

内部リンクの修正には、Search Regexというプラグインを使います。

インストールが完了したらプラグインを有効化します。

 

WordPressのダッシュボード > ツール > Search Regex を選択。

 

Search patternにはSSL化前のURLを、Replace patternにはSSL化後のURLを入力します。

Search ボタンをクリックして置き換えの内容を確認し、OKであれば Replace をクリック。

これで内部リンクのSSL化対応は完了。

 

URLの反映

最後に、WordPressに登録されているURLをSSL化後のURLに変更します。

 

WordPressのダッシュボード > 設定 > 一般 を選択。

一般設定の中の、WordPress アドレス (URL) と サイトアドレス (URL) にSSL化後のURL(https〜)を入力します。

最後の下の方にある 変更の保存 をクリック。

 

まとめ

以上でWordPressの高速化の作業はおしまいです、お疲れ様でした。

 

サーバーの移行作業は難しいと思っていましたが、調べながらやると意外と簡単な作業でした。

もちろんそれぞれの専門用語の意味を理解しながら作業をすると時間はかかると思いますが、表層的な手順をたどるだけであれば半日もあれば劇的な効果があがることでしょう。

 

エックスサーバーで高速化をおこなったことで、サイトの表示速度がアップしてユーザーエクスペリエンスが向上することはもちろん、Wordpressのダッシュボードもサクサク動くようになりました。

WEBサイトが遅くてお困りの方、サーバー移行はマジでオススメですよ!



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