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銀行預金というリスクを認識せよ

投稿日:2018年7月27日 更新日:

銀行預金のリスク

一般に預金は低リスク、投資は高リスクと言われますが果たしてそうでしょうか?

実は銀行預金にもリスクはあります。なにも銀行が破綻してお金が返ってこないとか、国家が破綻してお金が紙くずになるみたいなセンセーショナルな話ではありません。

預金は1000万円までであれば銀行が破綻しても保証されますので大丈夫。ペイオフという制度です。

国家の財政も相変わらずメディアは「国民の借金ガー」などと煽りますが、日本政府の資産と負債をバランスシートにまとめると財政は極めて健全な状態だといわれています。

じゃあ円建ての預金は低リスクじゃん

それがそうとも言えないんです。

 



インフレで預金の価値が目減りする

さすがにこれは大げさすぎるが

 

インフレっていうと、パン1個買いにリヤカーに札束積んで行くような状況を想像しちゃいますが、ここで考えるべきはもっとマイルドなやつです。

 

日本はここ20年以上ものあいだ、デフレに苦しんできました。

2012年に安倍政権&黒田日銀総裁になってから脱デフレ政策がとられ、それ以前の政権よりは少しマシになりましたが、ユルすぎてなかなか効果は上がっていません。

 

そもそも経済活動というものは、競争や改善によって日々生産性が向上するので、どうしても良品廉価に向かう圧力が働きます。

生産効率が上がると労働者は要らなくなるので、雇用は悪化し物価もどんどん下がってしまうものなのです。

 

ところが最近、状況が変わりつつあります。少子高齢化や社会の変化に対して日々の改善が追いつかなくなり、様々な業界で人手不足が起きはじめているのです。

 

人手が不足すると企業はまず既存のリソースでなんとかしようとするので、ボーナスや残業で生産性を維持しようとします。

次にパートの主婦や高齢者、外国人など比較的安い給料でコキ使える労働者を動員して対応しようとします。

それでも足りなくなるといよいよ給与すなわち固定費を上げて労働者の質と量の充実を図るとともに、商品の売価を上げることで需給の調整を図ります。

 

この動きは競業他社に波及するので物価はジワジワと上がる、つまりモノやサービスに対してお金の価値が下がる現象。これがインフレ。

いいじゃん、インフレ

良いんですよ、ゆるやかなインフレは!

雇用が流動化しカネ回りが良くなりますからね。

 

ところが、インフレはお金の価値が下がる現象なので、銀行にお金を預けていると価値が目減りします。

 

例えばあなたが将来クルマを買うために、銀行に200万円預けているとします。

ところが、200万円だと2018年ではミニバンが買えるかもしれないけれど、2028年には物価が上がって軽自動車しか買えなくなっている可能性があるのです。

10年前なら200万円でミニバンが買えたのにね

せっせと貯金したのに、家族4人で軽自動車にすし詰めですか

いや、あくまで例え話としてクルマの話を持ってきただけで、軽がダメって話じゃないですよ・・・。

 

なぜ日本人は預金が好きなのか

ではなぜインフレリスクがあると知りつつも、日本人はこれほど預金が好きなのでしょうか。

実は元来、日本人はお金や投資が大好きな国民性でした。

 

1730年代、日本では世界に先駆けて米の先物取引市場がありました。アメリカのシカゴで穀物の先物取引所ができたのが1840年代ですので、100年以上も先行していました。

江戸時代の米市場は活況を呈していて、現在も世界で広く使われている「ローソク足チャート」という相場の動きを表す表現方法もこの時代に本間宗久という人物が考案したものです。

いまやローソク足は世界共通言語

 

1878年(明治11年)には、日本初の公的な証券取引機関である「東京株式取引所」が開設されました。

さすがに現代のように誰でもポチッとするだけで株式が購入できるような気軽なものではなかったようですが、株式市場は活況を呈していて、東京ガス、IHI、キリンビール、トヨタ紡織、新日鉄住金、サッポロビール、あいおいニッセイ同和損保、日清オイリオなど、現在も続いている企業がこの時代に起源を持つものは少なくありません。

 

そんなに投資が好きだったのに・・・

ところが、大東亜戦争が始まると政府は戦費の調達のために預金(郵便貯金)を猛プッシュします。

どうやらその頃に「お金にうるさいのは卑しい」みたいな価値観が醸成されたようです。

まあ、戦地で命懸けで戦っている家族を戦費という形で応援すれば無事に返って来れるかもしれないとなれば、貯金に勤しむのは無理もないことでしょう。

 

ところがその貯蓄マインドは敗戦後も抜けないどころか、政府は引き続き貯蓄を奨励して資金を集め、財政投融資という形で民間に投資しました。

財政投融資は鉄鋼、建設、機械などに投資され高度経済成長に繋がり現代日本の礎を築きました。

 

したがって貯金が必ずしも悪というわけではありませんが、時代は変わったのに国民に刷り込まれた貯蓄礼賛精神だけが抜けきっていないのです。

いわば行き過ぎた預金偏重は昭和の遺物なのです。

 

若者こそ投資をしよう

時代は変わりました。平成もぼちぼち終わります。

そろそろ「お金が好きだぁー」と声を大にして言っても良い時代ではないでしょうか。

 

っていうか、言ったほうが良いです。日本は人口バランスがオカシイので、老人が利益に偏る社会構造になっています。政治しかり企業しかり。

したがって、若者は適切なマネーリテラシーを身に着けないと年寄りに食い物にされてしまいます。

 

ということで、当サイトではできるだけ若いうちから投資をすることをオススメします。これは儲けるためという攻めの姿勢のみならず、インフレ対策という守りの側面も持ちます。

本当は10代と言いたいところですが、10代の人はこんなサイト見ないと思いますので「できるだけ若いうち」と言っておきます。

 

ではなぜ若いうちに投資をすることを勧めるのか?

それは、

  • 複利運用することで資産が加速度的に殖える
  • 失敗してもリカバリーできる

という2点に尽きます。

 

ロボアドで預金リスクを回避

複利運用の絶大なる効果については、天才科学者が「人類最大の発明」と称するものをご参照ください。

投資を始めるのは年をとってからでは遅いです。年金生活間際になってからリターンを得ようとすると、超ハイリスク商品でイチかバチかの勝負をするハメになります。

また若い人だとタネ銭のタカが知れているので失敗してもリカバリーできます。私もボロ株投資で時間とカネを浪費しましたが、それがあったこそ今では楽しく運用できています。

 

ただ、若い世代は遊びに仕事に忙しい。

投資とか勉強してるヒマ無いし・・・

ですよね。

 

忙しいあなたはテクノロジーやAIの力を借りましょう。初心者はほったらかしでも資産運用ができるウェルスナビなどのロボアドバイザーがオススメです。

投資の世界をより楽しむにはいずれ勉強は必要になりますが、とりあえずスタートを切らないと複利も何もありません。

 

ウェルスナビは出金手数料はかかりませんので、預金の一部を積立に回しておいて、合わないとか他に良い投資商品があると思ったら他の金融商品に乗り換えることも可能。

 



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