OTHERS

EV Journalは電気自動車ブログとしての役割を終えました

投稿日:2018年6月25日 更新日:

EV Journalは役割を終えました

電気自動車の普及・啓蒙を目的として2015年から始めたEV Journal。

たった3年なんですが、自動車産業を取り巻く状況は大きく変わりました。

始めた当初はニューモデルの情報や業界の噂なども取り上げていましたが、自動車産業はここ数年で急速に製造業からモビリティプラットフォームビジネスへと進化の方向性が変わりました。

思えば当時(って言ってもたった3年前ですが)、CASE(Connectivity, Autonomous, Shared, Electricity)とかMaaS(Mobility as a Service)なんていう言葉もありませんでしたしね。

 



ハイブリッドやFCEVも先が見えてきた

3年も経つと世の中は変わるもので、当時は「EVよりもハイブリッド」だとか「次世代の本命は水素燃料電池」とか、さまざまな意見がありました。

現実的にはHEVとPHEVはエンジンからEVに至る過渡技術としてこれからも重要であることには変わりありませんが、水素燃料電池は「水素社会」とかいう構想がまやかしであることが明らかとなりました。

これにより、世界的にエンジンからEVへ連続的にシフトしていくというシナリオが既定路線となりました。

 

全個体電池がエンジンの息の根を止める

そんな縮小方向のエンジンですが、全個体電池の登場で充電速度やコスト・出力密度・エネルギー密度が向上すると、完全にトドメを刺されることでしょう。

バッテリーのコスパ問題が解決してしまえば、電気が入手できない場所や、極地や砂漠などのエクストリームな環境以外でエンジンが生き残るのは困難。

また日本ではガソリンスタンドのインフラ網の崩壊が始まっています。

高級スポーツカーやモーターサイクルなど、エンジンの咆哮が商品のアイデンティティに関わるもの以外はすべて電動化に向かうと考えるのが合理的でしょう。

 

雇用も変わりつつある

大手OEMの雇用状況も変わりつつあります。

まだ自動車メーカーで消耗してるの?」と「続・まだ自動車メーカーで消耗してるの?」という記事でも書きましたが、かつては優秀な学生を採り放題だった自動車メーカーも、異業種との競争激化で人材確保に苦戦しています。

また求人サイトは企業の方向性を示す鏡でもありますが、「パワエレ専攻の学生は引く手あまた」にあるとおり、世の中は人手不足にもかかわらずエンジン関係の求人は皆無に等しいです。

 

現にドイツではすでにエンジン系人材の雇用不安が報じられるようになっており、産業構造が近い日本でも同じようなことが起こることが容易に想像できます。

まさに泥舟

エンジンに関わっている若者は身の振り方を考えましょう。

若くないと自覚している人は既得権を行使し、残存者利益をしゃぶり尽くしましょう。

 

中国勢の台頭

TeslaやDysonの動きもさることながら、ここ数年で見逃せないのは中国勢の台頭。

完成車はNIO、BYTON、SF MOTORS、Faraday Future、Lucid、小鵬(シャオペン)、威力(ウェイマー)など、聞いたことも無いようなメーカーが大資本をバックに大躍進しています。

バッテリーはCATLやBYD、シェアリングサービスはDiDi、自動運転はバイドゥ、アリババ、テンセント、二輪は台湾のGogoro。ものすごい勢いです。

何度も書いてますが、中国のEV化政策の目的は「エンジン車で優位に立つ日米欧から自動車産業の主導権を奪うためのゲーム・チェンジ」であり、CO2や環境問題はオマケみたいなもんです。

そこらへんを見誤ってEVをCO2削減の手段と捉えていた日本勢は、やれ水素だのハイブリッドだ、バイオエタノールだの、綺麗事に振り回された結果、あっという間にフォロワーに成り下がってしまいました。

痛恨の戦略ミス。

とはいえ最近の一般報道などを見ても、さすがに自動車産業が綺麗事で動いているわけではないということは、広く認知されたかと思います。

 

日本の動きが遅すぎる

あんまりこんなこと書きたくないのですが、日本のOEMの動きの遅さはヤバいです。絶望的に遅い!

何なんでしょうか?利害が一致しない部署同士で足を引っ張り合ってるのかな?

Teslaが一定の成功を収めたことに対して欧米勢がEV&SUVでガチ勝負に出てるのに日本からは何も出てこない。

「ハイブリッドやってるからEVなんていつでも出せる(ドヤ)」というトヨタのセリフは何だったんでしょうか?

 

目標は達したが、こんな状況になるとは

半導体やパソコン、太陽電池、液晶パネルなどでズッコケたことなんて研究され尽くしていたと思っていたので、ここまで日本勢が茹でガエルに甘んじるとは想定外でした。

 

EV Journalは再出発します

電気自動車の普及に向けたビジネストレンドはすでに揺るぎないものとなっており、EV Journalの目標は達したものと思っています。

 

ドメイン名がevjournal.jpですので引き続きモビリティビジネスの話題は押さえますが、マネーやブログノウハウなどの話題も積極的に織り交ぜていきます。

 

これまでご愛顧いただいた読者の皆さんありがとうございました。

そしてこれからもよろしくお願いいたします。



-OTHERS

Copyright© 電気自動車と自動運転の最新ニュース:EV Journal , 2018 All Rights Reserved.