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【朗報】日産が燃料電池車に見切り

投稿日:2018年6月16日 更新日:

「日産自動車」は、次世代のエコカーの一つとされる燃料電池車の普及の見通しが立たないとして、ドイツの「ダイムラー」やアメリカの「フォード」との間で進めてきた開発計画を凍結したことがわかりました。

Source: NHK

言っちゃえ、日産

ま、自然消滅じゃなくちゃんとお別れを告げたのは日産の男気ですかね。

 

凍結の理由がまた笑わせる

さてさて、気になる凍結の理由は?

水素を供給するステーションの建設が進まないことなどから、燃料電池車の普及の見込みが当面、立たなくなったと判断し、開発計画をいったん凍結したことを明らかにしました。

なるほど、凍結の理由は水素ステーションですか。

 

じゃあ水素ステーションの建設って誰が旗振ってるんだっけ?なんて調べてみると、2018年3月5日に設立された日本水素ステーションネットワーク(JHyM、ジェイハイム)というジョイントベンチャーがその役割を担っているらしいんですね。

 

じゃあJHyMを支援している企業はどこなんだっけ?なんて調べてみると、なんと!

あれまー、日産さん、水素陣営にもちゃっかり名を連ねてますね。

3月に水素ステーションのジョイントベンチャーを設立して6月に水素陣営から離脱だなんて、なかなかのワルよのぉ。

社内抗争が表に出てきちゃいましたか?w

 

他にも、日産は般社団法人水素供給利用技術協会(HySUT)という水素インフラに関する技術開発や調査研究、普及啓発を行なう団体も支援しています。

ところがHySUTに対してトヨタ・日産・ホンダの3社が支援を表明したときの記者会見の写真がなかなか秀逸です。

見てよ、この日産の専務(左端の人)の表情!罰ゲームですか!?一体何があったのよw

 

燃料電池車陣営は崩壊に向かうか

実際のところ、日産は燃料電池車に関して「近所付き合い」程度の取り組みでした。

一応、燃料電池車は開発してましたけど、圧縮水素の扱いにくさがグローバル展開をする上でネックになることを見抜いていたようで、日産の燃料電池はエタノール改質方式で水素ステーションが不要であることをウリにしていたぐらいです。

なので水素ステーションが普及するなんてあり得ない、というのが本音だったと思います。

 

そこへきて今回の開発凍結のニュース。もともと「近所付き合い」だったとはいえ、日系ビッグスリーの一角が燃料電池陣営から離脱する意義は大きいです。

これは単なる離脱ではなく、間接的に電気自動車の優位を固める戦略としての意味合いを持っています。

戦略とは「戦いを略すこと」です。

燃料電池車陣営が自壊してしまえば、市場でEV vs FCEVなどというユーザー不在の不毛な争いをすることもないでしょうしね。

 

トヨタのようなトップ企業であればリソースにものを言わせて「全方位戦略」なんてできるんでしょうけど、日産はフォロワーでありランチェスター戦略でいうところの弱者なので、EVという局地戦に戦力を集中するのは王道です。

もしかしたらJHyMやHySUTに名を連ねていながら開発凍結したのも、水素陣営の揺さぶりを狙った陽動作戦だったりして。w

 

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