テクノロジー 企業

ソフトバンク、リチウム空気電池の実用化2025年目指す

投稿日:2018年4月16日 更新日:

ソフトバンクがリチウム空気電池開発を支援

ソフトバンクは4月11日、国立研究開発法人 物質・材料研究機構(NIMS)と「NIMS-SoftBank先端技術開発センター」の設置に関する覚書を締結したと発表した。まず、次世代の革新的電池である「リチウム空気電池」の実用化に向けて研究開発を重ね、2025年ごろの実用化を目指すとしている。

Source: CNET Japan

クルマこそ作ると言ってはいないものの、次世代自動車に必要といわれる「CASE」の全てがソフトバンクに集まりましたね。

  • C(Connectivity):通信技術=ソフトバンク本体
  • A(Autonomous):自動運転=SBドライブの自動運転実証実験
  • S(Shared):シェアリングサービス=自転車シェアリングサービス運用中
  • E(Electricity):電動化=リチウム空気電池の研究に出資

偶然かはたまた孫正義氏の深遠な野望か。

 

もっとも、携帯電話ビジネスを考えるとハードウェアを自ら製造することはプラットフォーム上のいちプレイヤーに成り下がることと同義であるため、ソフトバンクはクルマづくりには手を出してこないでしょうね。

SBドライブ

HELLO CYCLING

ついでに言うと電力・エネルギー事業や駐車場シェアビジネスにも参入しているので、EV充電のインフラビジネスを展開する素地も整っています。

ソフトバンク、自動車産業にじわじわ接近

世界のITジャイアントがEVや自動運転に興味を示していることを考えると、このソフトバンクの動きもそんなにオカシイ話でもないですけどね。

 

リチウム空気電池とは?

ざっくり説明すると、

リチウム空気電池は空気中の酸素と化学反応することでエネルギーを生成し、これまでのリチウムイオン電池に比べて、重量エネルギー密度が5倍以上となる理論上究極の蓄電池と言われている。

Souce: 週刊アスキー

だそうです。

NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)の資料によるとこんな感じ。

広告

http://www.nedo.go.jp/content/100535728.pdf

 

ちょっとわかりにくので別の資料を参照してみましょう。

あらら、昨今EVのキラーデバイスとして注目されていてトヨタやダイソンが実用化を競っている全固体電池を上回るポテンシャルですね。

 

構造はこんな感じ。

NEDOの資料

うう、わかりにくい・・・。

別の資料によるとこんな感じ。要は正極側に金属の電極が不要なんですね。

産総研

正極には多孔質の炭素材料を使用しており、ここに含まれる空気中の酸素とリチウムイオンが放電時に結合することによって起電力を生じます。

金属電極を使用せず酸素は空気中から供給されるため、軽量・大容量であることが最大の特長。

一方、充電時には負極に金属リチウムがデンドライト状(樹枝状)に析出し内部短絡の原因となることがあります。また、負極に使用される金属リチウムは水と接触すると発火する恐れもあります。

あと、酸素供給量が変動すると出力が不安定になるため、高地や航空機での使用にも制限がありそうです。


 

そんな課題山積だけど将来有望なリチウム空気電池。ソフトバンクの参入により競争が激化することは必至です。

これが実用化すればスマホやIoT機器、EVが大きく進歩することはもちろん、CMの犬もアノ犬型ロボットになるかも!?

(※Boston Dynamicsもソフトバンク傘下です)

広告

-テクノロジー, 企業
-, , ,

Copyright© EV Journal , 2018 All Rights Reserved.