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ソフトバンク、自動車産業にじわじわ接近

投稿日:2018年4月8日 更新日:

このところ、ソフトバンクが自動車産業にじわじわ接近していることを印象づけるニュースが相次いでいます。

駐車場シェアビジネスに参入

これは

「個人や法人が所有する空き駐車場と、駐車場を利用したいドライバーをマッチングする駐車場シェアリングサービス」

だそうです。一見EVには直接関係のないトピックのように見えますが、

「個人や法人が所有する空き充電器と、充電器を利用したいドライバーをマッチングする駐車場シェアリングサービス」

とも読み替えることができます。勘ぐりすぎ?

 

いやいや、自動車に関連する遊休資産をマッチングするという点では同じです。

そしてただ空いてるだけの駐車場のマッチングなんて付加価値が低いので、駐車場とセットで充電器の空き情報も提供するかわりに「電気代はソフトバンクでんき決済ならお安くしときまっせ!ウヒヒ・・・」なんてソフトバンクの手持ちの駒で十分可能なので無いとは言い切れませんよ。

真の狙いは充電インフラの掌握かもしれません。

 

自動運転バス実証実験

岡山県赤磐市でおこなわれる自動運転バスの実証実験です。

目的は「自動運転バスを使用した旅客運送事業の安全性や実現性、事業性、社会受容性」を確認することにあるようです。

このような社会問題に向き合ったプロジェクトならぜひ応援したいです。このご時世ならクラファンでお金集めることも可能じゃないでしょうか。

また、主催・協力ともに大手自動車メーカーが関わっていないあたりも興味深いですね。

このまま地方のバス路線を一気にソフトバンク方式で自動化することができれば、もう公共交通インフラはソフトバンクの手に落ちたも同然でしょう。

よほどソフトバンク方式で事故が多いとか後発が圧倒的に優れているとかが無い限り、一旦できあがったシステムをリスクを背負ってまで乗り換えるインセンティブはありませんから。

 

EV・スマホ需要を見据えリチウム生産会社に出資

ソフトバンクグループ(SBG)は4月6日、リチウム生産会社のカナダNemaska Lithium(ネマスカ・リチウム)に83億円を出資し、発行済み株式の9.9%を取得すると発表した。さらなる電気自動車(EV)やスマートフォンの普及により、リチウム電池のニーズが拡大すると予測したため。

ソフトバンクは資源ビジネスにも食指を伸ばしています。

思いっきり「さらなる電気自動車(EV)やスマートフォンの普及により、リチウム電池のニーズが拡大すると予測」って言っちゃってますね。

リチウム資源を押さえるとそこにぶら下がる電池産業から、さらに川下の自動車産業や通信機器産業にまで影響力を及ぼすことができます。

 

ソフトバンクの最近の動向まとめ

ということで、ソフトバンクっつーか孫正義氏はメタ認知能力に優れた人物なので、常に「次世代のインフラ」を狙いに来ていることは明白です。

ソフトバンクの最もメジャーな事業である携帯電話やインターネットなんてまさに通信インフラ。ここを押さえてしまうとiPhoneだろうがウィンドウズだろうが、数あるプレイヤーのひとつに過ぎないので非常に強い。

東日本大震災の後に表明したメガソーラーへの参入や、2018年4月のサウジアラビアでのギガソーラー発電所などはエネルギーインフラ。エネルギーを押さえると、そこにぶら下がる企業や社会の活動は雑魚どもがゴチャゴチャ騒いでるぐらいの認識となるはず。

そして今回取り挙げたものは充電インフラ(疑い)、公共交通インフラそして鉱物資源。自動車そのものではなく、一旦押さえると差別化が困難で競争原理が働きにくいものを狙っているように見てとれます。

自動車会社がニュルのラップタイムや航続距離で競いあっている事なんて、お釈迦様の手の上で悟空が暴れているぐらいにしか思っていないかもしれませんよ。

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