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Uberをオワコンにするブロックチェーンの破壊力

投稿日:2018年4月4日 更新日:

Uberとは?

ご存じの方も多いと思いますが、Uberとは「自動車配車ウェブサイトおよび配車アプリ」を手がける米国の企業です。

身分登録をするだけで一般の方でもドライバーになれるという点が特徴で、海外ではわりとポピュラーなサービスです(日本ではいろいろあって白タク扱いになるので、ハイヤーやタクシーなどプロドライバーの配車サービスのみ)。

その他の特長は下記のとおりです。

  • スマホアプリを使って利用できる。
  • ドライバーの到着時間や現在地がアプリで確認できる。
  • 乗車場所/降車場所をアプリで指定することができるので、言葉が通じなくてもOK。
  • 事前にクレジットカードを登録しておけば、キャッシュレスで利用できる。
  • ドライバーは時間がある時に小遣い稼ぎができる。
  • 運転者/利用者がお互いに評価をするシステムであり、ユーザーの信用の蓄積が利益に結びつく。
  • UBERに手数料が入るので、タクシーに比べるとちょっと高い。

ビジネスの形態はCtoBtoC(Consumer to Business to Consumer)です。

ユーザーとユーザーの間にUBERという企業が介在し手数料を徴収することで、アプリや契約、評価などサービスの信頼性を保証しています。

 

ちなみにメルカリやヤフオクなんかもBtoCtoBにあてはまります。自動車関係だと無店舗型の個人間カーシェアサービスを手がけるCaFoReなんかもこの形態ですね。

UBERのビジネスの特徴をまとめると「ユーザー間の信用経済」「キャッシュレス」そしてこれらを保証する「中央管理者が存在する」というところがポイントです。

 

ちなみにUBERは「自社で輸送サービスをしているのではなく、あくまでもドライバー等の業者との仲介をしている」という立場にあるので、事故や問題が起きても処理はしてくれません。

 



ブロックチェーンをおさらい

ここで一旦UBERから離れてブロックチェーンの特徴を見てみましょう。

ブロックチェーンを一言でいうと「ネットワーク上の取引記録を全ての参加者で保管し相互に監視するシステム」です。

この取引記録はインターネット上で自由に閲覧することができるので、どのアドレスからどのアドレスにどれだけの送金がされたか、ということが誰でも見ることができます。(アドレスと個人の紐付けは公開されていないので、個人は特定できない)

 

仮に悪意のあるユーザーが取引記録を改ざんしようとすれば、ある一定割合以上の参加者の手元にある取引記録をほぼ同時に書き換える必要がありますが、そんなことは現実的ではありません。

このため信用できる第三者(例えば銀行)を介さなくてもネットワーク上で安全に資産や情報のやりとりを行なうことが可能です。

また、ブロックチェーンのプラットフォームによっては「if-then-else」のようなプログラムを記述することができるので、取引にまつわる契約事項を自動執行する仕組みを実装することができます。これをスマートコントラクトと言います。

 

以上の特徴を整理すると、

  • 中央管理者が不在
  • 資産や情報を安全に取引できる
  • 取引記録を改ざんできない
  • 取引記録が可視化されている
  • 契約を自動執行できる(プログラムを実行できる)

となります。

ブロックチェーンをUBERのビジネスに当てはめると

ブロックチェーンをUBERのビジネスに当てはめるとどうなるか?

結論から言うと、UBER抜きでライドシェアサービスが成立します。

 

UBERのビジネスは

  1. ユーザー間の信用経済
  2. キャッシュレス
  3. 1と2の信頼性を保証する中央管理者が存在する

というところがポイントでした。

 

ここにブロックチェーンの特徴をあてはめて考えてみます。

1の信用経済すなわちユーザーの「評価ポイント」については、ブロックチェーン上では「トークン」という形で記録することができます。また、利用者の評価に応じて得られた「トークン」と利用者のアドレスはインターネット上に公開されるので透明性があります。さらに悪質なユーザーが「トークン」をちょろまかして悪さをしようと企んでも改ざんは不可能。

次に2のキャッシュレスですが、これはブロックチェーン上の仮想通貨で決済可能です。代表的なところでは、ビットコインネットワークの「BTC」やEthereumの「ETH」、NEMの「XEM」など。EthereumやNEMなどはプラットフォーム上でトークンと仮想通貨が両方扱えます。多くの仮想通貨は法定通貨への交換価値を持っていますので、サービス利用後に「トークン」による相手の評価と仮想通貨による資金決済をおこなうことが可能。

次に3ですが、1と2がブロックチェーンのプラットフォームで実現できてしまうと、ユーザーインターフェイスとなるアプリさえ作ってしまえば管理者は不要となります。

 

まとめ

以上をまとめると、ブロックチェーンを活用することでUBERのビジネスはオワコンになる可能性がある!といえます。

同様にメルカリやヤフオクなどのオークションやフリマアプリも原理的にはブロックチェーンでオワコンになる可能性があります。

あくまで可能性の話なので実際にやるかどうかは別ですが、EthereumやNEMなどはプラットフォームとして上記の仕組みを実装できるポテンシャルはありますし、開発者のフォーラムなども充実しているので、この領域を手がけるベンチャーなどが現れる可能性も。

 

まさにブロックチェーンは破壊的イノベーションなのです!

仮想通貨取引でよく耳にする「儲かった!」「損した!」という話は、ブロックチェーンの本質ではありません。

 

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