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NVIDIA、仮想空間上で自動運転試験

投稿日:2018年3月29日 更新日:

仮想空間上で自動運転試験

自己対局をすることで強くなっていった囲碁AI・Alpha Goのように、自動運転技術も仮想空間で運転教習をおこなうことで賢くなっていく時代に。

2016年、トヨタは自動運転の実用化に向けては142億kmもの走行距離が必要との見解を示しました。

Toyota says its autonomous cars need 8.8 billion miles of testing before they're a thing

2017年、Alphabet傘下のWaymoの自動運転試験で航続距離が640万kmを超えたということが報じられましたが、これでもトヨタが掲げる目安には遥かに及ばないことが明らかに。

Waymoが路上での自動運転実績400万マイル(約644万キロ)を達成

 

つまりリアルワールドの実証実験によって自動運転の信頼性を担保しようとするととんでもない時間と労力が必要となるため、シミュレーション技術の活用が強く求められています。



Uberの事故がシミュレーション技術を加速

より安全な自動運転システムをより早く構築するため、リアルワールドでの実証実験によるデータ蓄積競争が過熱していますが、Uberの自動運転試験で死亡事故が発生したことにより、公道での試験は岐路に立たされています。

自動運転Uberの死亡事故はLiDARの削減が原因か。

このような事故が起きると実験がストップするのは当然でしょう。人命は産業の振興よりも重いという価値観が一般的であるため、安全確認ができるまでは再開はおろか、ほとぼりが冷めるまでは感情的になった世論を科学的論証で丸め込むことは不可能に近い。

こうした事故による賠償責任や開発の遅延を考えると、経営リスク回避の観点からもシミュレーション技術競争になることは当然の帰結でしょう。

仮免許が取れるレベルまではシミュレーションで作り込んで、仕上げの路上教習だけ実車でおこなって実用化、みたいなイメージでしょうか。

くしくも死亡事故を契機として、自動運転は次のステップに進めるかもしれません。



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