クルマ 企業

モンスター田嶋のEV新会社

投稿日:2018年3月27日 更新日:

EVのピンとキリの両方でナンバーワンを目指す

モンスター田嶋こと、タジマモーターコーポレーションの田嶋伸博会長兼社長が新たに電気自動車(EV)事業会社を設立することになった。田嶋氏は3月26日に都内で会見し「EVのピンとキリの両方でナンバーワンを目指す」と意気込みを語った。

Source: Response

いやあ、EVのピンとキリって意味は分かるけど、もう少し表現の仕方っつーもんがあるでしょw

そんな所も含めてモンスター田嶋氏は魅力的なんですが。

 

ピンとキリって言うのは、要は薄利多売のマイクロEVと厚利少売のハイパーEVの二本立てで行きますってこと。これはスマイルカーブ理論に照らし合わせると合理的な戦略です。

例えば自動車業界は、トヨタやGMのように大衆車をたくさん売る企業と、スバルやBMWのように個性的な車を少量販売する企業の利益率は高い。一方でどっちつかずのホンダやフィアットなどは利益率が低く、これをマッピングするとちょうど笑い顔の口の形のように両端で利益率が高くなる傾向があることから、スマイルカーブと言われています。

すなわち、モンスター田嶋は「儲かりそうなところで事業をやります」と言っているわけですね。

http://gendai.ismedia.jp/articles/-/51106?page=2

 

ちなみに自動車に限らず製造業のスマイルカーブ理論は商品軸だけではなくて、例えば事業軸(R&D / 製造 / ブランディングの領域別の利益率)という切り口もあるので何がベストかはわからないんですが、中庸を狙うよりはマシといえるでしょう。

ハイパーEVのデザインはKEN OKUYAMA

ハイパーEVのほうのデザインはKEN OKUYAMA、あのエンツォフィラーリやヤンマーのカッコいいトラクターを手がけた奥山清行氏です。

超大物が出てきましたねー。

奥山氏のピニンファリーナ仕込みのデザインに期待したい!

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マイクロEVは過疎地の救済を目指す

一方、マイクロEVは堅実に社会問題の解決を志向するビジネス。

「今、問題になっている買い物困難者であったり、ガソリンスタンドの廃業に伴うガソリン入手困難者の方々を、なんとかマイクロEVでお手伝いできないかということで開発している」

Source: Response

地方の公共交通機関の廃止やガソリンスタンドの閉業、免許返納による交通難民など、高齢化社会を迎える日本のモビリティ環境は決して好ましい状況ではありません。

静岡県袋井市で自動運転の実証実験には同社のマイクロEVが提供されるということで、これが高齢化社会の救世主になってくれることを期待します!

ちなみに超小型モビリティ規格は法整備が暗礁に乗り上げてしまっているので、まずは軽自動車規格になるものとみられます。

SIM-Driveは解散してた

EV新会社の一方、10年ほど前にエリーカで世間の注目を集め日本のEVベンチャーの星として期待されていたSIM-Driveはひっそりと会社を精算をしていました。

Eliica

タジマモーターコーポレーションでは2017年に解散したSIM-DriveのEV先行開発事業を引き継ぐ

Source: Response

 

しれっとResponseの記事に書かれてますけど、これどこのメディアも報じてなかったよね!?日々EVのことばかり考えてる私も知りませんでした。

SIM-Driveについては、創業者である慶應大学の清水氏が次のように語っています。

アイデアを試作品に作り上げるまでが「魔の川」で、その試作品から製品に仕上げるのが「死の谷」です。製品化というのは、信頼性・耐久性・安全性の証明が必須です。ここが、EVにおける「死の谷」なんですね。

(中略)

私はずっとやってきたけれど、いつも「魔の川」まではうまくいって、「死の谷」に足をかけようとしたが、渡ることはできませんでした。資金を集められても、せいぜい1回10億円程度なんです。それでできるのは試作車レベルなんですよね。だから私の作ったクルマは1台もまだ、商品になっていないのです。

Souce: 日経ビジネス

要は技術はあったが、カネが無かったと。でも、

言葉が過ぎましたね、スイマセン。。。

 

・・・モンスター田嶋は商売上手っぽいので新会社に期待しましょう!

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