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ヤマハとホンダ、電動バイク開発で協業。狙いはインフラ整備?

投稿日:2018年3月26日 更新日:

昨日の敵は今日の友

かねてから報じられていた、電動バイク領域でのホンダとヤマハの協業。

かつて両社はHY戦争でしのぎを削った仲(私リアルタイムじゃないですよ(^_^;) )ですが、いまや宿敵同士が電動バイクの開発で協業する時代です。

基本的に二輪の技術やビジネスのマクロトレンドは四輪を数年遅れでフォローしている傾向がありますので、テスラのような振興勢に振り回される四輪業界を尻目に、二輪業界は先手を打って動いているように見受けられます。

それにしても、かつてのライバル同士が手を携えるなんて時代は変わりましたね。



提携の狙いはインフラや規格も

バイク自体の開発ももちろんですが、

(ヤマハの)渡部克明副社長は「業界全体でインフラ整備や規格化を検討している」として、電動バイクの普及には国や同業他社との連携が不可欠との考えを示した。

Source: 日刊工業新聞

とあるとおり、この提携のポイントはインフラや規格の整備にあるものと推測されます。

この電動バイクのインフラ領域で先行するのが台湾勢です。

電動バイクインフラで先行する台湾勢の動き

先日こんなニュースがありました。

1チャージで何百kmも走れてしまう電気自動車ならともかく、電動バイクは航続距離が短いのでバッテリーステーションはユーザーの移動や物流の拠点になります

このためバッテリーステーションを効果的に配置することが、あたかもオセロの角を押さえるように都市におけるヒトとモノの移動を掌握する要となります。

大げさに言えば、航続距離の短い電動バイクではバッテリーステーションを効果的に配置することで都市交通のあり方を再設計することができる。これは公共交通機関的な発想です。

さらには電動バイクとバッテリーステーションを通じて特定の商業施設へ送客することができれば、事業者からキックバックを得ることもできるはず。

 

なんてGogoroやキムコが公式にアナウンスしているわけではないですが、都市生活と密接な電動スクーターはクルマとは明らかに異なる進化をしていますので、ホンダやヤマハがこの領域に切り込めるか非常に楽しみです。

クルマ好きが車を作ると「クルマ」になっちゃう

あくまで推測ですが、Gogoroの人はそれほど旧来の「バイク」というプロダクトや価値観に思い入れは無いのではないかと。

でも新しいサービスやコンセプトって、業界の常識から一歩離れてメタ的に再定義するところから生まれているような気がします。

 

以前紹介した記事でも、東京電力PGの筆者がEVを「分散型蓄電池を持つロボット」と定義しており、電力網の中のひとつの構成要素にすぎないと捉えていることを紹介しましたが、これもやはり自動車業界の常識から離れるとクルマはクルマじゃなくなるという一例ですね。

EVと自動運転を融合する鍵はブロックチェーンだ

若者のクルマ離れなんて言われて久しい昨今ですが、自動車関連の新事業や新企画を手がけるチームはあえてクルマから思いっきり離れている人材で固めるとイノベーションが起きるかも!?



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