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自動車関連のブロックチェーン活用事例まとめ

投稿日:2018年3月16日 更新日:

自動車産業とブロックチェーンの可能性に注目する日本で唯一?のブログメディア、EV Journal。今回は大手自動車メーカーのブロックチェーンの活用事例をまとめてみました。

トヨタ&Ethereum

開発を主導しているのは人工知能技術に関する先端研究、商品企画を目的として設立された米国のTRI(Toyota Research Institute)です。

TRIは、Ethereum企業連合に加盟したのと同日の5月22日、米MITメディアラボと共同で、自動運転の開発に必要な走行履歴や各種センサー情報を収集する基盤をブロックチェーンで構築する計画を明らかにした。

Souce: 日経xTECH

自動運転に開発なデータの収集。

将来的にEthereumの特長であるスマートコントラクトを資金決済や契約に応用することを考慮してのことでしょうか。

ただ、単にデータを集めるだけなら高速トランザクションが可能なLightning NetworkやNEM(Catapult導入後)のほうが適しているような気がしますが。

いずれにせよ、とってもマジメな用途です。トヨタらしいですね。



ポルシェ&Xain

ポルシェはXAINとのコラボレートです。用途は車両のロック・アンロックと自動運転への活用。

特に自動運転領域では、ブロックチェーンによって道路の状態や交通量などのデータを集計や分析し、その情報を他の自動車と共有することが目的である模様。

なお、XAINは2017年夏にポルシェが主催したブロックチェーンがテーマの技術コンテスト「Porsche Innovation Contest」で勝ち抜いたベンチャー企業で、Ethereumベースのブロックチェーンを使用しています。

ダイムラー・ベンツの独自仮想通貨

安全運転をする優良運転手に報酬として与えられるというモビコイン。プラットフォームに何を使っているか調べてみましたがわかりませんでした。

このコインの導入目的は「メルセデスオーナーの質の向上」にあると推測されます。グッドマナーに金銭的価値を付与することで、ブランド価値を毀損する一部の悪質なオーナーの振る舞いに歯止めをかけることができるかもしれません。

メルセデス・ベンツが独自通貨発行

 

BMW&VeChain

BMWとVeChainの提携が2018年2月末に公式に報じられました。

VeChainはちょっと特殊でして、

VeChainは専用のチップを商品の流通に組み込むことで、その商品の一意性を保障する仕組みを備えています。いわばチップがブロックチェーンのブロックのように働くというわけです。

Souce: Bit-Start

とのこと。つまりサプライチェーンの信頼性を保証し、偽物の混入を防止することを目的としたものです。

ちなみにソース記事にある「チップ」はNFCチップ、RFIDトラッカー、QRコードなど何でもOKで、さまざまなIoT製品内に実装することができるという特徴があります。

フォルクスワーゲン&IOTA

「自律的な価格設定、駐車、充電、清掃、メンテナンスなどの支払いを行う起業家としてのMaaSの自動運転車を想像してみてください。私は分散型台帳技術と分散型コンピューティング、特にタングルを大いに信じています。#IOTA」

Souce: COIN TOKYO

目的は資金決済っぽいですね。

EVの充電や駐車料金の支払い、メンテナンスなど、自動車にまつわるお金の支払がひとつのプラットフォームで完結するようになると楽になりますね。

MaaSを実現するには必須のプラットフォームであるといえるでしょう。

ボッシュ&IOTA


サプライヤーもブロックチェーンの活用に動き出しています。

ボッシュはIOTAを自動運転車のコントロールや少額資金決済に活用しようと考えているようです。

ボッシュが手がけるということは、同社が構築したシステムをOEMに外販することも視野にいれていることでしょう。もしかして先に挙げたフォルクスワーゲンのIOTAプラットフォームもボッシュとの共同開発?

ちなみに、厳密に言うとIOTAはブロックチェーンではありません。詳しくはコチラ

ボッシュがIOTAに出資、クルマのIoT化に仮想通貨を活用か

仮想通貨の技術的な可能性に投資するならZaif

中部電力&Lightning Nework

IoTとLightning Networkを組合せたEV充電料金の即時決済。当然、この程度で話は終わるわけもなく、

「電力、シェアエリングエコノミー、ブロックチェーン」という3題噺は、世界中で検討が進んでいるテーマだ。太陽光発電の設備や大容量の充電池搭載の電気自動車などを結び、peer-to-peer(P2P)で電力売買を行う構想が世界中で同時並行で進んでいる。

とあるように、EVはあくまで電力網のいち構成要素にすぎず、スマートグリッドやVPPと組み合わせた電力の有効活用が最終的な狙いであるものと思われます。

中部電力ってことはパートナーはトヨタでしょうかね。さすがに三菱ってことはないと思うけど。

まとめ

IoTやAIを用いることで製造業の革新をめざすIndustrie4.0(第4次産業革命)を国家戦略に掲げるドイツ勢は、さすがブロックチェーンの応用にも積極的ですね。

用途は各社で異なっているあたりはブロックチェーンの拡張性の高さを裏付けるものですが、今年に入ってからバタバタと同時多発的に動きが見られるあたりも興味深い(あくまでブロックチェーンは手段であって、優先すべきはその目的ですが)。

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