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インフラビジネスは再エネ活用でマネタイズできる

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急速充電器よりも家庭用の普通充電器

集合住宅や月極駐車場をご利用のみなさん、EV乗ってますかー?乗ってませんよねー!

こと日本でEV普及の壁になっているのは高速道路ではなく集合住宅や月極駐車場など家庭用の充電インフラの不足と、それをマネタイズできるビジネスモデルが無いということ。

そもそも家や目的地で充電できれば、日常使いにおいて外で充電するニーズなんてほとんど無いはず。サービスエリアの充電器なんてチョイ足し用であって、わざわざ充電のために休みたくもないのに休憩するとか本末転倒もいいところ。

世界では出力350kWという超急速充電器が開発されていますが、そんなのバッテリー寿命を確実に縮めますし、そもそもそんなバケモノ設備のカネを誰が出すんだよ!?って話ですよ。

じゃあ家に充電器付ければいいんですが、一軒家ならいざ知らず集合住宅や月極駐車場には簡単に充電器を付けさせてくれないんですよ。理由は簡単、EVオーナー以外は誰も得しないから。

東京都はこの点を解決するために補助金つけたりしてますが、あまり健全な姿とはいえません。

【朗報】東京都は集合住宅でのEV充電器がタダ!ガソリン車ゼロ目指す

だからEVの普及にとってもっとも重要なのは、家庭に充電器を設置することが儲けにつながるようなビジネスモデルを構築すること!

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これがうまくいけば、インフラは放っておいても整います。

充電器ビジネスでマネタイズする鍵は再エネ

以前は再エネ=高いというのが通説でしたが、最近は発電コストがものすごく安くなっています。

去年、ヨーロッパでは風力発電で、1kWhあたり6円で発電する企業が登場したほか、中東UAEでは3円で発電するメガソーラーが建設されている。日本で最も利用されているLNG火力のコストは14円程度とされていることから、いかに世界で低コスト化が進んでいるかが分かる。

Source: NHK

また太陽光発電は半導体の集積度に依存するため、ムーアの法則に従って年々コストが下がっています

The levelized cost of electricity (LCOE) from solar photovoltaics (PV) decreased by 69% between 2010 and 2016 – coming well into the cost range of fossil fuels.

太陽光発電のコストは2010年から2016年の間に69%減少し、化石燃料のコスト範囲に収まりつつあります。

Source: IRENA(International Renewable Energy Agency)

これほどまでに再エネが安くなると、系統電力との価格差で経済合理性が生まれます。実際、中国で太陽光発電が大きく伸びているのはこの点で、太陽光は石炭火力よりも安くなっています。

ぶっちゃけエコとかどーでもよくて、純粋に儲かるってのが重要。

イーロン・マスクがソーラーパネル事業を手がけているのも、このあたりを見越してのことでしょう。

こうした再エネの低コスト化を利用しない手はない。

例えば発電設備と家庭用のロースペック充電器を不動産オーナーにセットで無償配布し電力価格の差益を設備償却に充てれば、FIT(固定価格買取制度)を利用しなくても十分にコストはペイするんじゃないかと。

もちろん自家消費だと採算が悪化するからEVによる平準化とセット。やっぱりV2GやVPPは必須かな。もっと単純なスキームで実現できると良いんだけどね。

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