ノルウェー、2025年までにガソリン車を廃止
自動車業界は変化のまっただ中。
電気や水素など、クリーンなエネルギーで走ることが可能になった自動車。しかし、実際にはその割合はまだまだガソリン車が多数を占めています。
しかしノルウェーでは、2025年をめどにガソリン車の販売を一切禁止する可能性があることがわかりました。
(中略)
元々、電気自動車の推進に積極的なノルウェー。すでに普及率は24%に達し、2019年までに首都オスロの中心部に私用車の乗り入れが禁止になるなど、「世界のEV首都」とも呼ばれるほどです。
Source: Gizmode
もともとノルウェーは寒冷地ゆえ、冬季はガソリン車でも駐車時にエンジンを保護するためのヒーターのプラグを差す習慣があるため、国民はEVのプラグを差すことに違和感がないといわれています。

車からプラグぶらーん
行政の強力な後押しなどありEVの普及が進んでいた国の一つですが、ガソリン車禁止とはかなり思い切った政策。
もっとも、ノルウェーがEVを後押しする目的がCO2削減であれば、まずは自国の産油量を削減するのが筋のような気がしますが、「ソレはソレ、コレはコレ」のようで・・・。
ご多分に漏れず、ノルウェーもガソリン車禁止の目的はCO2削減などという綺麗事ではなくもっと実利的なところにあるとみられます。
消費者もカネで動く
消費者のほうも素直ですね。
エンジン車でも冬季はヒーターに繋ぐために駐車場に電源が付いてるという社会的背景はありますが、CO2削減などという綺麗事ではなく経済合理性で動いています。
新車販売の4割を電気自動車が占めるノルウェーの普及促進策
❶ 安く買える
➡︎ 税金の減免等❷ 維持費が安い
➡︎高速道路などの無料化、充電はタダ、ラッシュ時の優先レーン走行、駐車スペースと料金の優遇、税金の減免❸ 便利に使える
➡︎ 主要道路、飲食店、EV専用駐車場などに充電器の設置— ごぼうし@電気自動車評論VTuber (@evjournal_jp) 2019年1月5日
❶と❷は金にまつわるもの。
ノルウェーの成功事例が示唆するのは、CO2削減や大気汚染対策などの高尚な目的を掲げるよりも、「EVのほうが経済的だよー🤑」というしごく即物的な売り文句のほうが消費者の心に響くということ。
— ごぼうし@電気自動車評論VTuber (@evjournal_jp) 2019年1月5日
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