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ニュル最速とか0-100km何秒とか、もう飽きた

投稿日:2017年12月23日 更新日:

似たようなもんばっかり食えるか!

どうですか?こんなニュース。

・・・みなさん興味あります?

私はハッキリ言って食傷気味で、もうEV Journalでは取り上げる気にもなりません。

ええ、たしかに私もテスラ・モデルSのルーディクラスモードで0-100km/h 2.8秒の加速を体感した時は興奮しましたよ、こりゃスゲエ!ってね。

でも、ここ最近は◯◯のひとつ覚えみたいにこんなのばっかりなので飽きました

そもそも0-100kmが2秒台の加速やニュルのラップタイム競うような限界性能なんて公道で扱いきれないし、運転手も同乗者も楽しいのは最初だけ。

そりゃ速いに越したことないけど、もうEVの超絶加速性能はコモディティ化してるんですよ。

EVの加速性能がエンターテイメントとして成立することを知らしめたテスラは称えられるべきだけど、大手はまだしも個性こそ命のベンチャーがテスラと同じ土俵で勝負しちゃダメでしょ。

EV1.0の時代

昨今のEVブームの先駆けは、2009年に発売された三菱i-MiEVと、2010年に発売された日産リーフに端を発します。

この頃は「EVはエコであることが至上!」という世界観でした。

この時代のEVは価格のわりには航続距離が短く、エアコン使うのも峠を越すのもドキドキするようなシロモノで、乗っている人は相当な変わり者。言うなればマジメなイロモノでした。

私はこの時代のEVを勝手にEV1.0と呼んでいます。

しかしこのイロモノ全盛の時代にあっても、EVの加速性能やレスポンスにスポーツカーとしてのポテンシャルを感じている人は少なくありませんでした。

おそらく日産や三菱の中の人もそのことには気づいていたのでしょうけど・・・。

EV2.0の時代

三菱や日産がEV1.0で立ち止まっている頃、2012年には米テスラからモデルSが発売されました。

これはパラダイム・シフトでしたね。

EVは「エコオタクが我慢しながら乗る高くて不便なクルマ」から、「意識の高いお金持ちが不自由なく走りと先進技術を楽しむクルマ」に世界観が変わりました。

洗練されたデザイン、十分な航続距離、高い走行性能、そしてガジェット満載。

私はこれ系のEVを勝手にEV2.0と呼んでいます。

テスラの快進撃を目の当たりにして、二匹目のドジョウを狙うスタートアップがうじゃうじゃ現れました。

また、大手自動車メーカーもしばらく静観していましたが、いよいよアウディ、VW、ベンツ、ポルシェなどがこの路線でのEV参入を表明することとなました。

現在の主戦場はこのジャンルになります。

 

 

しかしモデルSが世に出てから5年余り。未だにテスラの焼き直しみたいなネタばっかり。ハッキリ言ってわしゃもう飽きた!

EV3.0の時代へ

現在、各メーカーが自動運転の実用化に向けて開発を急いでいます。

自動運転が実現すれば、ドライビング・プレジャーやモノとしての価値の重要性は低下することでしょう。

そうなればクルマは単に人が移動するためのハードとしてコンセプトや性能を競うものから、社会システムやインフラの中で価値やサービスを生み出すMaaX(Mobility as a X)という路線にシフトしていくものと思われます。

まさに日産・東電によるEVのVPP化なんかは発電所としての価値、すなわちMaaP(Mobility as a Powerplant)を実現するものですよね。

私はこのような概念を勝手にEV3.0と呼んでいます。

こうやって視野を広げると、EVをプラットフォームとしたビジネスは大きな可能性があると思います。

でもEV3.0という社会を巻き込む大きなビジョンを描くのは小さい会社じゃとても無理。

最近トヨタがEV化に遅れをとっているなんて記事を目にすることがありますが、かつての自前主義から脱却して協業が活発化しています。この点は日産もホンダも同じ。

だからこそ、トヨトミの野望で描かれたように葛藤しながらも変革に挑み続ける日本の自動車メーカーには期待しているんです。



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