台湾行政院(内閣)は22日までに、大気汚染対策として、2040年にガソリン車の販売を禁止すると発表した。電気自動車(EV)などへの移行を進める。移動手段として広く使用されている二輪車は35年までに電動化する。
Source: 日刊工業新聞
11月に報じられた時点では「ガソリン車から電気自動車(EV)への全面移行の検討を始めた」とか言ってたのに、12月にはもうガソリン車販売禁止の報道ですか。
早いな!っていうか、11月の時点ではもう決まってたんでしょうね。
台湾がヨーロッパやインドなどと明らかに違うのは、四輪よりも5年も前倒しで二輪の電動化が示されていること。
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ヨーロッパなどではバイクの排ガス規制は四輪車よりも1〜2フェーズぐらい遅れていますが、台湾についてはGogoroをはじめとする電動バイクの国内産業が好調であることから、二輪車で電動化を先行することで一気に競争力を強化する狙いもありそう。
チャイナがすでにこの「二輪先行路線」で国内産業の下地を作ることに成功していることから、台湾もそれにならった形でしょうか。
クルマやバイクのモデルサイクルが8〜10年ぐらいであると仮定すると、フルモデルチェンジはあと1回か2回ぐらいですかね。そう考えると、台湾はエンジン時代の終焉がグッと現実味を帯びた感がありますね。