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KTMの電動バイク、E-Dukeのスパイショット

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オーストラリアのバイクメーカー、KTMの開発拠点で撮影された電動モーターサイクルE-Duke(仮名)のスパイショットが飛び込んできた。

写真からはベース車両が同社のネイキッドモデル390Dukeであることが確認できるが、エンジンや吸気系・排気系は全て電装部品に組み替えられている。(下の写真はエンジン版のDuke)

スパイショットを提供したBernhard M. Höhne氏によれば、このモデルは量産が近いものとみられるがバッテリーの価格がネックとなっている、とのことだ。

しかし、いつものKTMのプロトタイプのスケジュールを考えると、2017年10月のインターモト(ケルンショー)か11月のEICMA(ミラノショー)でワールドプレミア、あわよくば同時期の東京モーターショーでジャパンプレミア、そして2018年に発売という展開も十分期待できる。

同社の電動モトクロッサーモデルであるFreeride eと同様のリチウムイオンバッテリーを使用しているものとみられ、バッテリーは通常は燃料タンクが置かれている場所に収められている。また、KTMが伝統的に採用しているトレリスフレームの代わりにバッテリーボックスが強度部材の一部となっている。

バッテリーの詳細なスペックをうかがい知ることはできないが、公道をある程度不自由なく走行でき、また、競合であるZero社のSやSRといったモデルに対する競争力を考慮すると、航続距離は少なくとも60マイル(≒100km)から100マイル(≒160km)程度は必要である。したがって、バッテリー容量は7kWh以上であると推測される。

また、Freeride eのものとは異なるとみられる駆動用のモーターはバッテリーの下に設けられ、モーターコントローラーはライダーのシートの下に収められているようだ。

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興味深いのは車体の右側にのみ大きなラジエーターが取り付けられているという点だ。モーターとモーターコントローラーの冷却にかなりの容量を要しているとみられる。

ラジエーターの後方にはモーターケースと一体となったクラッチケースが確認できる。また、クラッチレバーとチェンジペダルが確認できることから、通常のモーターサイクルと同様にシフト機構が付与されているようだ。

もっとも、エレクトロニクスの領域で多くのユーザーにとって気になるのは航続距離と充電時間であるが、KTMが390 Dukeをベース車両として選んだことは理にかなっているように思われる。というのは、もともとDukeは(ロングツーリングユースではなく)都市部での街乗りや通勤を意図したモデルであることから、航続距離や充電インフラへのアクセスの観点で電動パワートレインとの親和性が高いからだ。

ところで、一連の写真はKTMの開発拠点で撮られたものであるとのことだが、車体にはカモフラージュは施されておらず、計測機器類も取り付けられていない。また試作車のわりにはライダーの服装や装備が安全に配慮しているようにも見えないため、ファクトリーテスト中というにはあまりにも不審な点が多いのは気になるところだ。

(原文を一部補足し翻訳しています)

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