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世界一周を目指す燃料電池船

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年々高騰する燃料費が問題になっているなか、6年かけての世界一周航海へと出港予定なのが、再生可能エネルギー実験船『Energy Observer』(エネルギー・オブザーバー)。同船舶はなんと風、太陽光によるソーラー発電、そして海水から取り出した水素のエネルギーだけで航行できる船舶なのです。

FCVの大きな問題のひとつにインフラコストが挙げられる。

仮にFCVがガソリン車と同等の利便性を確保する場合、国内に30,000箇所あるといわれるガソリンスタンドと同数の水素スタンドが必要となる。

1箇所で4億6000万円の水素ステーションを30,000箇所建設すると18兆3000億円!誰に金を払わせるつもりか知らないが、既存のガソリンスタンドですら設備の更新ができず年々減少しているというのに、FCVユーザーにしか利益がないもののためにこんな莫大な金を費やそうだなんて時代錯誤も甚だしい。

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とまあ、すっかりアンチ水素エネルギーみたいな論調になっているEV Journalだが、燃料電池船はアリだと思います。理由としては、

  • インフラ整備費用が安い(全国の港湾に整備してもせいぜい1,000箇所程度)
  • 需給予測が容易(船舶は定期的に運行されているため)
  • 出力変動が自動車よりも穏やかなので燃料電池が苦手とする高速応答性が求められない
  • 排出される水を海上・海中に捨てても害がない(道路に水を捨てると冬は凍結する)
  • 排ガスが無い(船のエンジンは環境規制が緩いので、現在でもかなり臭い)
  • 騒音がない(港に停泊中の騒音が問題になることがある)
  • 衝突安全性やトンネル火災などを考慮しなくて良い(低コスト化できる)
  • 小型・軽量化に対するニーズが自動車よりも緩い(低コスト化できる)
  • 万が一水素が漏れても環境を汚染しない
  • 太陽電池などでエネルギーを補充しながら航行できる

と、まあ挙げればキリがない。

せっかく自動車メーカーは優れた燃料電池の技術を持っているのだから、いっそのこと勝ち目もメリットもないFCVは捨てて、あるいは少しトーンを落として、燃料電池と親和性の高い船舶や航空宇宙産業などにシステムを供給しつつ技術開発を続ければ良いのに、とさえ思う。

 

 

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