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イタリア発Aero motorcyclesのミドルクラス電動モーターサイクル

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先日、イタリア・ミラノで開催された世界最大の国際モーターサイクルショーEICMA(通称ミラノショー)でなかなかカッコいい電動モーターサイクルが公開されていた。

イタリアのAero motorcycles社のE-Racerというコンセプトモデルだ。

いやぁ、カウルにウィングのグラフィックがあしらわれているので、てっきり世界最大手の某メーカーかと期待しちゃいましたよ・・・。

車両だけが写った画像では小さく見えたりもするのが、最高出力は55kW、最大トルクは120N・m、車重は160km、タイヤはフロント・リヤともに17インチのピレリMT60を履いており、人間の並んだ写真を見るとそこそこ大きな車体に見えるので、ガソリン車でいうところの欧州ミドルクラス(600cc)ぐらいの車格はありそうだ。

特徴的なのは、電動バイクでありながら油圧クラッチ式の5速ギヤボックスを備えていること。エンターテイメントとしてのものなのか、モーター特性上の都合なのかは不明だが、EVで変速装置を設けるというのは珍しい仕様だ。

メインフレームはカーボンケブラーと3Dプリントされたナイロンからなるイマドキな感じだ。樹脂フレーム自体、ガソリン車でもほとんど見かけない仕様であり、単に流行りに乗っかっただけなのか、それともエンジンからの振動が無いことで実現したEVならではのものなのか、細かいことはわかっていない。

5.3kWhのリチウムポリマーバッテリーを搭載しており、航続距離は60マイル≒100km(測定モードは非公開)だが、例えばBMWのF650GSの車重が200kg程度あることを考えると、もう少しバッテリーを積んで航続距離を稼いでもバランスは崩れないんじゃないかと思う。

充電は急速充電で35分、普通充電(欧州なので200Vか?)で1.5時間である。

ちょっと気になるところとしては、メーターにスマホを使うというところ。

同様の仕様はテラモーターズなんかもやっているのだが、これは正直どうかなーと思う。

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一般的に、クルマやバイクのメーター周りには半透過型や反射型の液晶を使用して太陽光下から暗闇まで視認性を確保しているのだが、ナビなど補助的なディスプレイならいざ知らず、スマホの透過型液晶は太陽の光にバックライトが負けてしまいほどんど見えなくなってしまう。

さらにスマホの製造元は星の数ほどあり、品質もピンからキリまでバラツキが大きく、バイクの振動や雨にどこまで耐えられるかということも気がかりだ。

シート表皮にはエコレザーとアルカンターラが使用されており、クロモリのシートレールとのコントラストが映える。この辺のセンスの良さはさすがイタリアンデザインという感じだ。

よく見るとウィンカーが無いとか、サイドスタンドが無いとか、ライセンスプレートのステーがすごく華奢だとかツッコミどころはあるのだが、そもそもコンセプトモデルに細かいケチをつけるのは無粋というものであろうから大目に見ておこう。

なお、Aero社によれば生産・販売は来年末を予定しているとのことなので、あと1年でどこまで仕上げてくるか楽しみな1台である。

 

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