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EVが仮想発電所に

仮想発電所はVPP(Virtual Power Plant)ともいわれます。

VPPとは小規模な再エネ発電や蓄電池、燃料電池等の設備と、電力の需要を管理するネットワーク・システムをまとめて制御する技術のことです。

んで、このニュース。

日産と東電が組む最大の目的は、電力が余っている時間帯に効率的に電気自動車(EV)に充電してもらい、逆に電力が足りない場合には稼働していないEVのバッテリーから供給する仕組みを構築するためだ。後者のケースは、稼働していないEVを小さな発電所として位置づけている。

Source: Yahoo!ニュース

字面にすると、まあそこらの中学生でも考えつきそうな単純なスキームなんですが、VPPは需要と供給の量や時間帯の偏り、さらにはネットワーク経由での充放電制御の難しさなどもあるようで、これまで普及が進んできませんでした。

今回のニュースが何かしらの技術的な進歩に裏付けられたものかどうかはわかりませんが、EVに付加価値を与えることで他社との差別化が図れるものと思います。

電力と仮想通貨

日産と東電の取り組みは余った電力をEVに充電することで需給ギャップの平準化を図るものですが、それでも電力の需給バランスが完全に噛み合うことはなく、余ることがあるんですよね

この余った電力をうまく活用しようとする事例がコレ。太陽光発電で発生した余剰電力を仮想通貨のマイニングに活用しようというものです。

このプロジェクトには、再生可能エネルギーの開発・販売事業を手がけているLooopとマイニング事業を手がけていているCMJ(クリプト・マイニング・ジャパン)が参加していて、両社はCOMSAというブロックチェーン技術に基づく電子トークンを使ってICOを計画しています。

Looopは格安で再エネが利用できる「Looopでんき」という新電力事業をやっていますので、ご存知の方もいるかと思います。

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また、COMSAという電子トークンは一般人であってもテックビューロが運営する仮想通貨取引所Zaifで取引可能です。

ちなみに、この仮想通貨と再生可能エネルギーの組合せについては日経BPでも海外ベンチャーの話題が挙がっていましたので、「仮想通貨(ブロックチェーン)の活用ビジネス」というのは2018年注目の領域となりそうです。

クルマとエネルギーとフィンテックが繋がる?!

EVに余剰電力を蓄えてVPPとして使うというニュースと、再生可能エネルギーの余剰電力を仮想通貨のマイニングに活用するというニュース。

この2つのニュースを組み合わせると、余剰電力をEVのバッテリーに蓄えた後にそれでも余っちゃう電力は、車載のCPUやGPUで仮想通貨のマイニングに使えばいいんじゃないの?なんて気がしてしまいます。

さすがに車載コンピューターは素人目にもハードル高そうだけど、NEMぐらいならラズパイとかでもマイニングできるみたいですし。

さすがに保守的な東電が仮想通貨などというエッジの立った領域で事業を仕掛けてくるとはとても思えませんが、FIT(再生可能エネルギーの固定価格買取制度)がますますショボくなっている中で、「クルマとエネルギーとフィンテック」を抱き合わせにした事業があるとブレイクしそうな気がします。

金を生む(≒ICOで投資をする)クルマ、なかなかおもしろくないですか?

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