あけましておめでとうございます!
今年も電気自動車の話題を中心に、自動運転やシェアリング、フィンテック、ソーシャルビジネスなどクロスインダストリーな視点で次世代モビリティのネタを振りまいていきますのでよろしくお願いします。
さて、新年1発目のトピック。
ドイツのフォルクスワーゲン(VW)も2016年秋に公表した新経営計画「トランスフォーム2025」で、モビリティーのサービス会社を目指す方向性を明確に打ち出した。その上で、注力する4分野として「コネクティビティ」「自動運転」「電動化」「カーシェア」を掲げている。まさに「CASE」だ。
この「CASE」が自動車産業で進化していくと社会にどのような変化をもたらすのか。自動車メーカーの経営者自身が「2050年に消えるものは、ガソリンスタンド、運転免許証、信号機、自宅の駐車場ではないか」と予言する。
Source: 現代ビジネス
人工知能の発明が急激な技術の成長を引き起こし、人間文明に計り知れない変化をもたらすという技術的特異点・シンギュラリティは2045年と予想されています。
これについてはいろいろな見方がありますが、こと自動車の運転に関しては将棋や囲碁などと同じく特化型AIが人間の能力を超えるという状況は遠からず訪れるでしょう。
そんな2040年代ですら今とは全く違う状況になりそうなのに、今回の記事は2050年の話題。
CASEが進化した先にガソリンスタンド、運転免許、信号機、自宅の駐車場が消滅するのにそんなに時間がかかるかしら?というのが率直な印象。
2050年って32年後ですよ、アンタ!?鬼が笑うレベルの話じゃないですよ!
私はこの程度のものであれば、2050年どころか「モビリティー革命2030」において15年後をめどに予測されたシナリオで十分にありうる変化だと思います。
私はこの本を2016年秋に初めて読み2017年末に改めて読みましたが、1年でずいぶん「革命」のリアリティが増した気がします。
世の中にはブラックスワン理論(ありえなくて起こりえないはずのものが起きる)というものがあるのであんまり先のことを論じても意味がない気がしますが、2030年ぐらいであれば現在の延長線上にギリ想像の範囲なんじゃないかと思っています。
ブラックスワン:「ガーガー、今年もヨロシク」