クルマは●●年後に家電化する!?

コストに敏感なミレニアル世代は、50代以上のバブル世代のように、新車が出るたびに高価なクルマを買い替えていくスタイルを好まない。彼らをターゲットとする場合、自動車メーカーにとって重要となるのは、多種多様なモデルを次々に市場に投入するのではなく、顧客のライフステージの変化に合わせてクルマ自体をアップデートすることだ。

クルマがITデバイスになる!結構なことじゃないですか。

世の中は常に変わっていくものだから、ユーザーの生活が豊かになるなら「家電」だろうが「動く家」だろうが、何だって良いじゃんと思います。

むしろ、2000年代前半にソニーのクリエやシャープのザウルスといった製品が、のちのiPhoneに勝るとも劣らないエッジの立った機能を実現していたにも関わらず、「PDA端末」や「電子手帳」といった従来型の硬派なコンセプトで戦った結果、市場には全く受け入れられなかったという現実を踏まえると、旧来の「自動車」の延長でクルマを捉えることが果たして得策なのだろうか。

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かつて蒸気自動車が発明された頃、仕事を奪われることを恐れた馬車業者が事故防止を口実に街中では自動車に先導者を付けた、という本気かギャグかわからないことが行なわれたいたといわれる。

翻って現代。

新しい技術の良いところに目を向けず、電気自動車に対して「音や鼓動が・・・」とか「走りが・・・」などと旧来の価値観を口実に難癖をつけることは、かつての馬車業者と重なって見える。

若者のクルマ離れが叫ばれ久しい昨今。

EVがかつての「自動車」という価値観の延長で性能を競うのではなく、例えば家電や住宅という全く異なる価値観からのアプローチすることが、もしかしたらiPhoneのように社会を変える鍵になるかもしれない。