台湾:7年以内に全ての郵便配達スクーターを電動化

台湾の郵政事業者、中華郵政は6日、7年以内に配達用のスクーターを全て電動式に切り換える方針を示した。今年は1000台を導入する予定で、二酸化炭素の排出量削減を目指す。

導入するのはバッテリー容量の大きい業務用のスクーター。125リットルの配達物を入れられるリアボックスが後部に取り付けられる。また、全地球測位システム(GPS)を搭載し、道路状況の変化やトラブルが起きた際に円滑な情報伝達が可能となる。

当面は都市の郵便局を中心に導入する方針。将来的には四輪車も電動化を進める考えで、環境保護に対する意識を高めたいとしている。

台湾は「二輪版Tesla」と評されるGogoroをはじめとして、ヤマハのE-Vino、KIMCOの電動スクーター群など、わりと高品質で本格的な電動バイクがしのぎを削る激戦区である。

普及率もかなりのもので、中華民国外交部のアナウンスによれば

交通部(日本の国交省に類似)の「軽型機車」新車登録台数によると、電動スクーターのシェアは2009年の0.3%から昨年(2015年)は60%以上へと増えており、電動スクーターがすでに「軽型機車」市場の主流になっている

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とある。

台湾は地形や気候、交通事情などの要因により元々オートバイが交通手段としてそれなりの地位を占めているということもあるが、2009年ごろから行政が電動バイク産業を国家戦略として後押ししているということも背景にあるようだ。

かつて中華郵政は国営機関であったが、現在は株式会社となっている。しかし、その株式は交通部(日本でいうところの国交省と郵政省が合体したような行政機関)が保有しており、実態は国営企業のような形態となっている。

したがって、電動バイクが国ぐるみの産業振興策であれば、中華郵政が配達用スクーターを電動化するのも自然な流れといえよう。

果たしてどんなバイクが採用されるのか。政策目的を鑑みるとさすがにヤマハやTerraなどの日系ではないだろうから、まあ品質を考えると地場最大手のKIMCOでしょうな。