ルーシッド・モーターズ、最高出力1000馬力のEV「エア」を公開

今週水曜、ルーシッド・モーターズ(米カリフォルニア)の高級電気自動車「エア」が公開された。

同モデルはテスラ・モデルSを強く意識したものであり、流麗なボディデザインと贅沢なインテリア、そして優れた動力性能を誇る。

価格は約10万ドル(1,180万円)から、とされている。100kWhのサムスンSDI製のバッテリーが標準搭載されており130kWhまで拡張可能となる模様だ。

また、最高出力1,000馬力、航続距離400マイル(約640km)、0〜60mph(0-96km/h)は2.5秒以下という性能は圧巻であり、テスラのフラッグシップであるモデルS P100Dをも凌ぐものとなっている。

日本のメディアは詳しく報じてこなかったが、ここ数ヶ月にわたってルーシッド・モーターズはこの「エア」というモデルのティザーや擬装が施された試作車を公開していて、いよいよ公式発表が近づいていることを匂わせていた。

このプロジェクトは数年にわたって秘密裏に進められていきたとみられ、このたびの発表会はテスラの工場からほど近いフリーモントの同社のワークショップ(作業場)にておこなわれた。

同社の幹部は明言していないが、この新しいモデルは明らかにテスラを意識しており、同様のアイデアを数多く取り入れたものとなっている。

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例えば、リアの電動モーターとサスペンションの構造を見直すことで小型化しリアシートを可倒式とした。これにより広々としたレッグスペースを確保することを実現している。

 

また、各ヘッドライトは10個のLEDからなる幅の狭いタイプを採用しているが、個々のランプには昆虫の複眼からヒントを得た4,870個ものレンズが設けられており、車体の動きに合わせてライトが追従する。

何を隠そう、ルーシッド・モーターズのCTO(最高技術責任者)であるピーター・ローリンソン氏はかつてテスラ・モデルSの開発を率いていた経歴があり、テスラの裏側を知り尽くしている手強い人物だ(写真左)。現在はカリフォルニア州・メンローパークに構える本社で約300名の技術者を率いている。

 

加えて、このモデルには自動運転のために必要な長距離レーダーセンサーやカメラ、レーザーレーダーといったハードウェアはすでに搭載されており、車載ソフトウェアのオンラインアップデートを行なうことで徐々に自動化に対応する予定となっている。

今回公開された「エア」はアリゾナ州カーサ・グランデの工場(現在建設中)で2018年から量産予定である。