安永、リチウムイオン電池寿命を12倍向上、充電時間も短縮

自動車エンジン部品の中堅メーカー、安永は22日、リチウムイオン電池の寿命を12倍伸ばす新技術を開発したと発表した。電極板の製造過程で、アルミ箔の集電体とリチウムイオンを吸着する活物質の結合を高める独自技術を導入し、長寿命化を実現した。電気自動車(EV)のほか、家庭用太陽光発電の蓄電装置などへの採用を目指す。

リチウムイオン電池に関しては、大容量化に関するものはわりと盛んに行なわれているようだが、長寿命化に関してここまで劇的に性能が向上するものは初めてではないだろうか。

詳細は安永の公式WEBサイトを参照していただくとして、この技術によって得られる効果は下記のとおりだ。

(1)長寿命による効果

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①長期メンテナンスフリーによる、一般家庭用定置型電源への普及拡大
②リース品(福祉車両や電動バイクなど)のランニングコスト低減
③封止が必要な交換困難な箇所への搭載 など、環境負荷の低減やエネルギーコストの削減に貢献できます。

(2)高速充放電による効果

①EV のカーシェアリングや EV タクシーの稼働率向上
②高出力を必要とするアプリケーションの小型化
③モバイル機器への高出力機能の付与 など、ユーザー満足度の向上やスマート社会への貢献が可能となります。

当たり前のことだが、リチウムイオン電池はEVのみならず様々な電機製品で使用されており、バッテリーは自動車業界のみならず普段の生活にもなじみ深い重要なテクノロジーだ。

実用化の時期については触れられていないが、今後の展開が楽しみな成果である。