NEDO:リチウムイオン電池を凌駕する革新型蓄電池の基礎技術を構築

NEDOのプロジェクトにおいて、京都大学、産業技術総合研究所などの研究グループは、リチウムイオン電池の性能限界を凌駕する新しいコンセプトの蓄電池(リザーバ型蓄電池)の開発に取り組み、従来不活性とされてきた電池系において充放電特性の向上等に成功し、500Wh/kgを見通す革新型蓄電池の基礎技術の構築に向けて大きく前進しました。

EVの走行距離が4〜5倍に

近ごろ全固体電池の研究成果が相次いで発表されており、いよいよ次世代二次電池の実用化が近づいてきているようだ。

現在のリチウムイオン電池のエネルギー密度が100〜150Wh/kg程度であるのに対して、全固体電池が250Wh/kg。一方、今回のNEDOのプロジェクトの成果は、それらを大きく上回る500Wh/kgを目指すものである。

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成果の概要

専門的なところはソースを見ていただくとして、ざっくり概要をまとめると下記のとおり。

  1. 電解液に添加剤を加えることにより、充放電を繰り返しても劣化しにくい電池を開発
  2. 新しい電極材料の開発とその反応機構を解明
  3. ナノレベルでの界面制御を実現した新規電池系を開発

今後の展開は

今後、本研究開発成果を活かした電池系が、長期サイクル特性や出力特性・安全性といった車載用蓄電池に求められる諸特性をクリアすることにより、CO2排出量の少ない電気自動車を始めとする次世代自動車の高性能な電源として搭載され、エネルギー・環境問題の解決に貢献することが期待される。

ただ、現状では「具体的にいつ・どのクルマに」というレベルの研究成果ではないので、課題を1つずつクリアして、いずれ私たちの生活に役立ってくれることを期待して待つこととしよう。