ホンダの新型FCV、どう低コスト化した?

次世代の環境対応車である燃料電池車(FCV)。2014年12月のトヨタ自動車「MIRAI(ミライ)」に続き、ホンダが2016年3月に「CLARITY FUEL CELL(クラリティフューエルセル)」を発売しました。

低コスト化で先行するHonda

ToyotaのMIRAIが世に出た時に比べると、いささかインパクトに欠けるHondaのCLARITY。しかし、クルマとしての完成度はToyotaに負けず劣らず、また普及に向けてネックとなる低コスト化については次に挙げるような戦略的な取り組みをおこなっているようだ。

  • 今後投入するPHEVと骨格をはじめとしたプラットフォームの共用化
  • リチウムイオン電池セルはや駆動用モーターは既存の量産車の基本流用

また、Toyotaは燃料電池スタックを床下に搭載しているのに対して、Hondaはエンジンルームに収めている。これにより、CLARITYのプラットフォームは床下にバッテリーを搭載したPHEVへの拡張性を確保しているとみられている。

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水素タンクをバッテリーに置き換えると・・・

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上のイラストに注目して欲しい。CLARITYは床下にバッテリー搭載スペースがあり、さらに小さい方の水素タンクをバッテリーに置き換えると、かなりの大容量バッテリーを搭載する余地があるように見えるのだ。

もしかしたらHondaは、水素ステーションが十分に普及していないフェーズにおけるEVとFCVの折衷案、いわゆる「プラグインFCV」という良いトコ取りを企んでいるのかもしれない。